カデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース2018レースプレビュー!

ワールドツアー第2戦となるカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレースのレースプレビューを、筆者のツイートまとめを中心に記載していく。

レースプレビュー

今年で4回目の開催となる歴史の浅いレースだ。オーストラリア人として初めてツール・ド・フランス王者となり、世界選手権で勝ったこともある”英雄”カデル・エヴァンスの引退レースとして第1回大会が開催された。

第2回以降もカデル・エヴァンスの名がレース名に冠され、エヴァンス自身もコース設計に関わっているとのことだ。

↑周回コースの高低差をGoogle Mapsで調べてみた

チームプレビュー

昨年のさいたまクリテリウムで来日し、パレードランでは一際弾けている姿が印象的なニキアス・アルントを応援したいが、果たして調子は上がっているのか。フィル・バウハウスでも勝負できる戦力の厚みは武器となるだろう。

ピーター・ケニャック、サム・ベネット、ジェイ・マッカーシーとトリプルエースのような体制で臨める上に、マチェイ・ボドナール、ダニエル・オス、リュディガー・ゼーリッヒらアシスト陣も充実。チーム力はNo.1だろう。

スプリント力の高いサイモン・ゲランスがエースとなるだろう。ダウンアンダーではローハン・デニスが献身的なアシストを見せるシーンもあった。集団を支配する力は随一だ。

衝撃の走りを見せたダウンアンダー王者のダリル・インピーは、今大会一番の優勝候補だといえよう。マシュー・ヘイマン、マイケル・ヘップバーン、ジャック・バウアーらルーラー陣の存在も頼もしい。

別府史之ら30代の選手3人と、10歳以上年下の20代前半の選手4人というチーム構成。フミは若手の教育係も兼ねているのだろうか?

今大会出場予定選手のなかで、エリア・ヴィヴィアーニのスプリント能力は最も高いと思われる。つまり、他のチームからすればヴィヴィアーニは何としても上りでふるい落としたいところ。そこで、遊軍として他のチームの動きをチェックできるデヴェナインスの存在が重要となる。だから、キーマンはデヴェナインスだ。

フロントギアをなくしても、リアギアの歯数を超ワイドにすることで、通常の2×11速のインナーローとアウタートップそれぞれのギア比と、3Tのフロントシングルのリアローとリアトップそれぞれのギア比は変わらないとのことだ。

フロントディレイラーが不要になることで、無用なメカトラやチェーン脱落の危険性を軽減することができる上に、軽量化・空力面でもプラスとなる。

理論面では、非常に効果がありそう。だが実戦ではどうか。3Tバイクのデビュー戦として注目したいところだ。

2 COMMENTS

アディ

3T ストラーダはリアスプロケがワイド過ぎて、単純にニュートラルサポートが無理そうですね(^_^;)
(そもそも現段階でディスクホイール用のニュートラルサポートが確立しているかわかりませんが…)
革新的・意欲的なバイクですが、なんとなく3Tのプロモーション的な面が強調されている気がします

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アディさん

今のところはパンクしたら終了って感じですかね笑

3Tのプロモーション的な面が強調されているなら、アクアブルーにとっても大成功ではないでしょうか。
スポンサービジネスですし、バイクがアピールできればサイクルロードレースチームとしてこれ以上ない成果だと思います。
(実際にカデルレースでは、アクアブルーの選手が逃げ続けて山岳賞も獲ったわけですね!)

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