ジョン・デゲンコルプ、別府史之を擁するトレック・セガフレード。
リッチー・ポートを獲得し、悲願のグランツール総合優勝を狙う。
トレック・セガフレード2019ロースター
別府史之(35、日本、RS・U)
ジュリアン・ベルナール(26、フランス、RC)
ジャンルーカ・ブランビッラ(31、イタリア、PC・E)
ニコラ・コンチ(22、イタリア、C)
クーン・デコルト(36、オランダ、RS)
ジョン・デゲンコルプ(30、ドイツ、S・RS・U)
ニクラス・イーグ(24、デンマーク、C)
ファビオ・フェッリーネ(28、イタリア、PC)
アレックス・フレーム(25、ニュージーランド、S)
ミヒャエル・ゴグル(25、オーストリア、RC)
マルケル・イリサル(38、スペイン、R)
バウケ・モレマ(32、オランダ、PC・E)
ライアン・ミューレン(24、アイルランド、T・U)
ヤルリンソン・パンタノ(30、コロンビア、C・D)
マッズ・ペデルセン(23、デンマーク、PS・U・E)
キール・レイネン(32、アメリカ、S)
トムス・スクインシュ(27、ラトビア、P・E)
ピーター・ステティーナ(31、アメリカ、C)
ジャスパー・ストゥイヴェン(26、ベルギー、PS・U)
・新加入選手
リッチー・ポート(33、オーストラリア、A・C)←BMCレーシングチーム
ウィリアム・クラーク(33、オーストラリア、PS)←EFエデュケーションファースト・ドラパック
エドワード・トゥーンス(27、ベルギー、S・U)←チームサンウェブ
ジュリオ・チッコーネ(24、イタリア、C)←バルディアーニ・CSF(PCT、イタリア)
アレックス・キルシュ(26、ルクセンブルク、PS・U)←WBアクアプロテクト・ヴェランクラシック(PCT、ベルギー)
マッテオ・モスケッティ(22、イタリア、S)←ポーラテック・コメタ(CT、スペイン)
・退団選手
ジャコモ・ニッツォーロ(29、イタリア、S)→ディメンションデータ
スガブ・グルマイ(27、エチオピア、C)→ミッチェルトン・スコット
ルーベン・ゲレイロ(24、ポルトガル、RC)→カチューシャ・アルペシン
マティアス・ブレンドル(29、オーストリア、T)→イスラエル・サイクリングアカデミー(PCT、イスラエル)
ボーイ・ファンポッペル(30、オランダ、S)→ルームポット・シャルル(PCT、オランダ)
エウジェニオ・アラファーチ(28、イタリア、RC)→エヴォプロ・サイクリング(CT、アイルランド)
グレゴリー・ダニエル(24、アメリカ、R)→DCバンク・プロサイクリングチーム(CT、カナダ)
グレゴリー・ラスト(38、スイス、R・U)→引退
ローラン・ディディエ(34、ルクセンブルク、C)→引退
※
S:スプリンター
C:クライマー
A:オールラウンダー(ステージレーサー)
TS:10km以下の短い距離に強いTTスペシャリスト、TL:30km以上の長距離に強いTTスペシャリスト、T:どちらの性質も持つTTスペシャリスト
PS:スプリントに強いパンチャー、PC:上りに強いパンチャー、P:どちらの性質も持つパンチャー
RS:スプリントに強いルーラー、RC:上りに強いルーラー、R:どちらの性質も持つルーラー
E:逃げのスペシャリスト
L:リードアウトマン
U:石畳・未舗装路に強い
D:ダウンヒルが得意
※年齢は2018.12.31時点で換算
2018年シーズンの主な戦績
・シーズン 21勝
(うちワールドツアー 4勝)
・UCIランキング
ワールドツアーチーム:5428pts(13位)
ワールドツアー個人:ストゥイヴェン(1459pts、19位)
UCIポイント個人:ストゥイヴェン(2093pts、16位)
・チーム勝利数ランキング
4勝 ペデルセン、スクインシュ
3勝 デゲンコルプ、ストゥイヴェン
2勝 モレマ、ミューレン
・レース出場日数ランキング
88日 ブランビッラ
86日 モレマ、ストゥイヴェン
85日 ベルナール
82日 スクインシュ
・グランツール総合成績
ジロ・デ・イタリア:ブランビッラ(18位)
ツール・ド・フランス:モレマ(26位)
ブエルタ・ア・エスパーニャ:ブランビッラ(16位)
・モニュメント成績
ミラノ〜サンレモ:ストゥイヴェン(10位)
ロンド・ファン・フラーンデレン:ペデルセン(2位)
パリ〜ルーベ:ストゥイヴェン(5位)
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ:モレマ(25位)
イル・ロンバルディア:コンチ(37位)
戦力補強アナリティクス
評価:★★★★☆
アルベルト・コンタドールの引退、モレマは総合からステージ優勝狙いにシフトした影響もあって、グランツールレーサーが不在の一年となっていた。そこでポートの獲得だ。ここ2年はツールでは落車の影響でいずれも途中リタイアとなっているが、前哨戦では圧倒的なヒルクライムを見せており、落車さえなければグランツール総合優勝候補の筆頭である。
ただし、BMC時代は圧倒的なチームタイムトライアル力を持って、チームTTの設定されたグランツールではアドバンテージを築くことができていたが、トレックは決してチームTTが得意なメンバーが揃っているわけではない。山岳アシストの層も、BMC時代と同様に薄いため、満足のいく戦い方ができるかどうかは未知数だ。一度は獲得を発表したイバン・ソーサが、結局チームスカイに移籍することになり、その穴を埋めるクライマーの獲得が無かったことが非常に痛い。
そのなかで、チッコーネはとても重要な存在となるだろう。2016年ジロでステージ優勝を飾り、2018年ジロでは連日逃げに乗って山岳賞ランキングで2位となった。2017年ツアー・オブ・ユタのクイーンステージでは非常に切れ味鋭いクライムを見せ、2位以下に大差をつけて勝利した。登坂力に優れる選手なので、ポートの山岳アシストだけでなく、将来的にはグランツールレーサーとしての活躍も期待できる逸材だ。
補強したほか4人の選手はみなスプリンターやワンデークラシック系の選手たちだ。
クラークはTOJの堺ステージを2012・2014年に制し、ヘラルドサンツアーのプロローグを2015・2016年に制すなど短距離TTに強い選手だ。上りは苦手としており、平坦アシストとして起用されることになるだろう。
トゥーンスは2018年はシーズン未勝利に終わると、チームサンウェブとの2年契約を破棄して、古巣のトレック・セガフレードに復帰した。スプリントだけでなく、石畳を得意としており、北のクラシックから集団スプリントのリードアウトなど期待される役割は大きそうだ。
キルシュは2014年にトレックにトレーニー契約を結んでいたことはあるが、初めてワールドチームの一員としてフルシーズン戦うことになる。プロでの勝利はまだないが、石畳のレースやサバイバルな展開からの小集団スプリントを得意としている。
コンタドールが代表を務める育成チームで、シーズン9勝と無類の強さを発揮したモスケッティ。すでにブエルタ・ア・ブルゴス、ツール・ド・ハンガリーなど1クラス以上のレースで勝利しており、イタリアの次代を担うスプリンターとして大いに期待を集めている選手だ。
注目選手プレビュー
涙の勝利を飾ったデゲンコルプ
昨シーズン、数々のレースがあったなかでも3本指に入るくらいの感動的なシーンが、ツール第9ステージで勝利したデゲンコルプのガッツポーズではないだろうか。
2015年にはミラノ〜サンレモとパリ〜ルーベを制し、キャリアの絶頂にあった。しかし、翌年1月のトレーニング中に交通事故にあい、指が切断しかけるほどの大怪我を負ってしまった。それから、トップコンディションを取り戻せずにいたデゲンコルプに追い打ちをかけるように悲劇が襲う。デゲンコルプにとって「第二の父」といえる存在の父親の親友が、2017年10月に仕事中の事故により他界。自分の力を取り戻すため、そして第二の父に捧げるための勝利を目指して、ツールに出場。
第9ステージは、3年前にキャリア最高の勝利を手にしたルーベの石畳ステージだった。終盤にグレッグ・ファンアーフェルマート、イヴ・ランパールトと共に抜け出したが、2人ともスプリント力も高く手強い相手であるが、デゲンコルプの方がスプリントの力は勝っている。
ラスト1kmを切ると、デゲンコルプは2人に徹底的にマークされていた。それでも、最高出力を出せるポイントギリギリまで耐えて粘って、一気にスパート。同時に背後で加速するファンアーフェルマートとランパールトのスプリントは及ばず、デゲンコルプが勝利をあげた。事故後、初めてのワールドツアー、グランツールでの勝利だった。レース後のインタビューでは感極まって涙を流すデゲンコルプの姿もあった。
2019年も北のクラシックと、グランツールステージ優勝が大きな目標となるだろう。
真のエースまであと一歩なストゥイヴェン
自己最多となるシーズン3勝はすべて8月以降のベルギーでのレースで勝利したものだ。ビンクバンクツアー第4ステージでは、トレック・セガフレードトレインの猛加速から、ラスト1kmでストゥイヴェンを発射。コーナーが多く、集団のペースは上がらないと判断したストゥイヴェンの奇襲作戦は成功。タイム差ゼロで逃げ切り勝利を飾った。さらにベルギーの1クラスのワンデーレースで2勝。こちらは、集団スプリントを制しての勝利だった。
それらの結果よりも注目すべきはワールドツアーのワンデーレースでの安定したパフォーマンスである。春のクラシックシーズンのワールドツアーのワンデーレースでは、ストラーデ・ビアンケを除くオンループ・ヘット・ニュースブラッドからパリ〜ルーベにかけての7レースでトップ10圏内でフィニッシュ。勝利に至らずとも、勝負に絡める位置にいることは頼もしい。
ストゥイヴェンの脚質は独走力だけでなく、北のクラシックで登場するような短い上りに強く、石畳も得意とする一方で、スプリント力はピュアスプリンターだけでなく、クラシックスペシャリストたちと比べてもやや劣ることが弱点だ。
トゥーンス、キルシュを補強したことで北のクラシック要員の戦力は増えた。勝てる展開に持ち込むため、ビンクバンクツアー第4ステージで見せたようなトレックの組織力を活かして勝利を掴みたい。
総合よりもステージ優勝狙いのモレマ
グランツールレーサーとして、2011年ブエルタ総合4位、2013年ツール総合6位、2017年ジロ総合7位など一桁順位での完走経験は4回持つ。だが、近年は逃げのスペシャリストとして、ステージ優勝を狙う戦い方にシフトしている。
2015年ジャパンカップ、2016年クラシカ・サンセバスチャンで勝利したように、元々パンチャー的な脚質の持ち主だった。それを最大限活かすための逃げだ。2017年ツール第15ステージではラスト30kmを独走で逃げ切って勝利。2018年ブエルタではステージ勝利はあげられずも、連日の積極的な走りを評価され総合敢闘賞に輝いた。
チームメイトの別府史之いわく「チームから与えられた役割を忠実にこなすナイスガイ」との評価だ。2016年ジャパンカップに出場した際、途中でリタイアとなりトレックブースに戻ってくるやいなや、待ち受けたファンにひたすらサインをしていた。顔は土ほこりや汗でドロドロに汚れているにもかかわらずにだ。モレマはナイスガイであると再確認させられたシーンだった。
また、別府はモレマについてこうも語っていた。「コンタドールはアシストをボロボロになるまで使い倒すけど、モレマは程々に使い倒してくれる」と。もしかしたら、良い人すぎることがモレマの弱点なのかもしれないが、チームメイトやファンから愛されるモレマを応援しないわけにはいかないだろう。
ロンド2位と大躍進のペデルセン
1、HCクラスを中心にチーム最多の4勝をあげたペデルセン。一番のハイライトはロンド・ファン・フラーンデレンで2位に入ったことだろう。デゲンコルプ、ストゥイヴェンという2人のエースのために、積極的に動いた結果だった。まだ23歳ということを考えると、厳しいレースの終盤で、2位に入るだけの力を持っていることはなんとも頼もしい。
また、タイムトライアルも比較的得意としており、独走力の下支えになっている。
デゲンコルプ、ストゥイヴェンと共に3枚看板として北のクラシックでの活躍を期待したい。
ミステリアスダンサー・スクインシュ
シーズン4勝をあげ、キャリア最高の一年となった。ハイライトはツアー・オブ・カリフォルニア第3ステージでの勝利だ。これを含めて通算3勝と相性の良いレースなのだが、得意の山岳ステージでの逃げ切り勝利を決めた。そのフィニッシュシーンでは謎の踊りを披露して、大きな話題を呼んだ。
How great is @Tomashuuns finishing in style?! 2018 #AmgenTOC race week mood🕺🚴♂️🕺 pic.twitter.com/zo4KeqKuRn
— AmgenTOC (@AmgenTOC) 2018年5月16日
また、シーズン終盤にはトレ・ヴァッリ・ヴァレジーネで優勝。ティボー・ピノをスプリントで振り切っての勝利だった。上りに強くスプリント力を兼ね備えた、まさにパンチャーといえる脚質の持ち主だ。
プロ15年目のシーズンを迎える別府史之
まだ、有力選手の契約状況も定かではなかった8月上旬に、トレック・セガフレードはフミとの契約を延長したことを発表した。それも東京オリンピック2020が開催される2020年までの2年契約というものだった。ヨーロッパのレースでの勝利経験がほとんどない、35歳のベテラン選手だということを考えると、破格の厚遇だといえよう。
トレック社にとって重要な日本市場に向けて広告塔としての価値も見逃せないが、それ以上にチームはそれだけフミの経験を買っているといえよう。
となると、東京オリンピック2020に向けて、UCIポイントを獲得することが大事になってくる。五輪コースは決してフミ向きではないが、開催国選手として逃げに乗るなど活躍の場はある。日本代表に選ばれるためにも、多くのUCIポイント獲得を目指したいところだ。
チーム総合評価
ステージレース:★★★★☆
北のクラシック:★★★★☆
アルデンヌクラシック:★★☆☆☆
スプリント:★★★★☆
個人タイムトライアル:★★★☆☆
チームタイムトライアル:★★★☆☆
平均年齢:28.3歳
懸案だったグランツールレーサーにポートを据えることで、総合優勝・表彰台を狙うことができるようになった。山岳アシストには、ベルナール、ブランビッラ、パンタノ、ゴグル、ステティーナ、イーグ、コンチ、チッコーネと揃っている。しかし、ポートに続くエース格のステージレーサーがモレマしか見当たらず、そのモレマもステージ優勝狙いの走りをする可能性が高いため、ポートが負傷した場合大幅にチーム戦略が狂ってしまう点は、BMC時代と変わっていない。
北のクラシックはとても充実した戦力を誇る。デゲンコルプ、ストゥイヴェンに続き、ペデルセンもエース候補といっていいだろう。アシストにはミューレンに加えて、新戦力のトゥーンス、キルシュと揃っている。良い戦いができるだろう。
アルデンヌクラシックはモレマ、ブランビッラ、フェッリーネあたりは脚質が合っていると思われるが、モレマはジロ・ツールを見据えていることもあり、なかなか好成績は期待できなさそうだ。
スプリンターのニッツォーロを放出し、トゥーンスとモスケッティを獲得。新人のモスケッティの成長次第ではあるものの、まだまだワールドツアーのピュアスプリントでエースを担うのは厳しいだろう。ピュアスプリントではデゲンコルプがエースを担って戦うことになるが、昨シーズンよりトレインは強化されたといえよう。
(おまけ)サイバナの推しメン:ミューレン
彼に注目するようになったきっかけは2016年の世界選手権個人タイムトライアルでのことだった。序盤に出走したミューレンは、暫定トップのタイムをマーク。その後、なかなかトップタイムを更新する選手が登場しなかったため、長らくホットシートに座ることになった。
そのスピードよりも注目すべきは後続選手の結果を待つミューレンの姿にあった。Youtubeを通じてリアルタイムで全世界に中継されているにもかかわらず、靴を脱ぎ、足を組んで、ひたすらスマホに夢中だったのだ。
※詳しくは「」をどうぞ
というくらいスマホが大好きなミューレンは、TwitterとInstagramによく投稿している。それもどことなくシニカルなユーモアを含んだ投稿ばかりである。
例えば、以下のような投稿を見ていただきたい。
「日差しが強いので、日焼け止めを使います。」くらいの内容が、ミューレンの手にかかると「パトリック・スターのような見た目になるまで数日かかって、ようやくオーストラリアの太陽はアイルランドの太陽とは違うことに気付いたのさ。」という文章に生まれ変わる。
パトリック・スターとはアニメ「スポンジボブ」に登場するヒトデ型のキャラクターで、やや赤みを帯びた皮膚をしている。
ほかには、こんなツイートもあった。
It’s 3am. And I’m awake..
This is actually a pretty common time to see on a clock during ‘off season.’ Potentially more common than I should ever publicly admit.
But this time it’s just jet lag… I swear.— Ryan Mullen (@ryanmullen9) 2018年11月9日
「午前3時に、ぼくは起きている。実際にオフシーズンでは、よく見る時間ではある。けれども、今回は神に誓って時差ボケなんだと言いたい。」と、実にまわりくどい言い方で、「時差ボケが大変」もしくは夜更かしの言い訳を述べているのだ。
また、海外のインタビューでミューレンは「プロになってから最悪のことは何?」という質問に対し、「ベルギーでレースすることだよ。お尻が馬鹿になるので、クリス・フルームをベルギーのレースで見かけることはないでしょ。ベルギーのコースは人間より馬に向いているよ。なのに、悲しいことに、ぼくの身体はベルギーに合っているのよ。そうは考えたくないのだけどね…。」という独特の言い回しをしている。
他にも「好きなアイルランド料理または飲み物は何ですか?」という質問に対し、「アイルランドにはマッシュポテト以外に有名な料理なんて無いよ。しかも、ぼくはマッシュポテトが大嫌いだ。ギネスビールはいいけどね!」と故郷を思いっきりdisっている。
「キャリアで最悪の敗北は何ですか?」との問いには「2014年のU23世界選手権個人タイムトライアルだね。0.4秒差で2位だったんだ。しかも、その時勝った奴は1年後に自転車選手を引退してるんだよね。え〜っと『前の年に引退することはできなかったの?』って思ったよ。(そうしたら自分が世界チャンピオンだったのに)」と。
「一番好きなルームメイトは誰ですか?」には「フランス人の誰か」と回答。トレック・セガフレードに所属するフランス人選手はベルナールひとりしかいないというのに。
※参考:https://rouleur.cc/editorial/ryan-mullen/
このように、ミューレンはとても良いキャラクターをしている。平坦アシストとして、ステージレースに北のクラシックに、活躍の機会は多くなるだろう。走りと共に、SNSをチェックしていきたい選手の一人だ。