サイバナ

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ツール・ド・フランス2017

ツール・ド・フランス2017コース発表!フルームに不利?キンタナに有利?

2016/10/20

2017年のツール・ド・フランスのコースが発表されました。

グランデパールはドイツのデュッセルドルフです。

昨年に比べて、厳しい山岳コースが増え、個人タイムトライアルの距離が短くなりました。

スプリント可能なステージが9もあるので、昨年と同様にトップスプリンターたちが集まる大会にもなりそうです。

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昨年に比べて斜度のキツい山岳が増えた

2016年のツールでは、名立たる峠を通るコースレイアウトではありましたが、ブエルタのような激坂みたいな登りはありませんでした。

超級山岳と言えども、平均斜度10%を越えるような坂は登場せず、7〜8%前後の中斜面を登り続けるような山岳が多かったです。

そのため、一定出力で高速で斜面を登ることを得意とするクリス・フルームにとって、非常に相性のいい山岳ばかりで、ほとんどライバルに遅れをとるシーンが見られませんでした。

しかし、2017年はまず第5ステージで最大斜度20%を越える激坂への頂上フィニッシュが設定されています。

他にも最大斜度18%のコル・ド・ペゲールや、最大斜度14%のコル・ド・ペイヤなど、ツールにしてはハードめな坂が多く登場します。

ブエルタでのフルームとナイロ・キンタナの勝負を見ていると、ダンシングで一気に加速することを得意とするキンタナが激坂でフルームに差をつけるシーンが幾度も見られました。急な登りはキンタナに分があると見て良いでしょう。

個人TTは第1・20ステージのみ、合計36kmの平坦路

昨年は第13ステージが37.5kmの個人TT、第18ステージが17kmの山岳TTでした。

この2ステージだけで、キンタナはフルームから3分以上もタイムを失っています。

対して今年は、第1ステージが13km、第20ステージが23kmとなっています。どちらも平坦コースのようですが、第20ステージの開催地・マルセイユは強風が吹くことで有名な場所でもあります。風が吹くと軽量級ライダーにとっては辛い一日となる可能性も否めません。

しかし、TTの距離が短くなることはキンタナにとっては間違いなく朗報と言えましょう。

有力選手たちの反応

まずはフルームです。

『タフなルートだね!ツールは決して簡単ではないよ』というような発言をしています。

続いてキンタナです。

『もっと多くの情報を得て分析するよ。2017年のツール優勝の夢に向けて、カウントダウンが始まったよ!』というような発言をしています。

両者の発言をそのまま受け取ると、キンタナの方がポジティブに捉えているように見えます。

他にもバウケ・モレマは、

『ナイスコース!』と言っていますし

ダン・マーティンは、

『パット見は興味深いルートで、深く見ていくことが興奮するね。接戦で、激しいレースの可能性が多くあるね』というような発言をしています。

TTがそこまで速くないクライマーたちからの評判は良さそうな印象です。

詳しいコースプロフィールを見ているわけではないので、全体像と周囲の反応からの推測になりますが、明らかに昨年より接戦が予想される展開だと思います。

キンタナだけでなく、エステバン・チャベスにサイモン&アダム・イェーツ兄弟、アルベルト・コンタドール、ロメン・バルデ、リッチー・ポートたちも打倒フルーム包囲網を敷いて、フルームの連覇を全力で阻みに来ることでしょう。

それにスプリンター向けステージが多いことも楽しみの一つです。

昨年もそうでしたが、やはり迫力の集団スプリント勝負はサイクルロードレースの華です。

マーク・カヴェンディッシュが、メディ・メルクスの持つツール通算34勝の記録に、あと4つまで迫っています。カヴェンディッシュの記録更新にも大いに期待がかかります。

スプリントが狙えるステージが多いということは、ピュアスプリンターVSピーター・サガンのマイヨ・ヴェール争いも白熱しそうです!

というように、早くも来年のツールが楽しみになってきました!

ちなみに、筆者イチオシのジュリアン・アラフィリップは、『いくつか私向きのコースがあるね』というような発言をしていました。ツールの総合成績より、ステージ優勝を狙いたい様子が伺えます。

フランスメディアも注目のアラフィリップのツール初勝利を是非とも見たいものですね!

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