サイバナ

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ツール・ド・フランス2017

ワンティ・グループゴベール出場選手一覧&レビュー【ツール・ド・フランス2017】

※選手の脚質、役割、レビューを書いています。

チーム自体がツール・ド・フランス初出場となるワンティ・グループゴベール。
出場メンバーも全員ツール初参戦。
なかでも、クライマーのギュローム・マルタンは総合上位を狙えるクライマーだ。

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ワンティ・グループゴベール、ツール出場メンバー

201,ギュローム・マルタン(フランス、24歳)

逃げ:★★☆☆☆
TT力:★☆☆☆☆
登坂力:★★★★☆
スプリント:★☆☆☆☆

ワンティの総合エースを務めるのは、フレンチクライマーのマルタンだ。

2014・2015年は、フランスのアマチュアチームであるクラブ・シクリスト・エタップスに所属していた。
このチームのOBには、ケニー・エリソンド、ワレン・バルギル、ペトル・ヴァコッチ、アダム・イェーツらがいるフランスの名門チームだ。

2015年はU-23リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで優勝し、ツール・ド・ラヴニールでは難関山岳ステージで1勝をあげた。

2016年からワンティに移籍しすると、ツアー・オブ・オーストリア総合2位、ツール・ド・ラン総合4位、ツアー・オブ・ブリテン総合11位とステージレースで好成績を収める。
今シーズンはクリテリウム・デュ・ドーフィネ総合18位という結果を残し、ツールでも総合を狙うクライマーとして活躍が期待されている。

202,フレデリク・バカールト(ベルギー、27歳)

逃げ:★★★☆☆
TT力:★★☆☆☆
登坂力:★★☆☆☆
スプリント:★★☆☆☆

今回の出場メンバーの中では、今シーズン最もUCIポイントを稼いでいる選手だ。

ここ2年間の上位成績をピックアップしてみると、

・2016年
 パリ〜ルーベ22位
 ツアー・オブ・オーストリア第7ステージ優勝&ポイント賞
・2017年
 オムループ・ヘット・ニュースブラッド11位
 ル・サミン5位
 トロ=ブロ・レオン2位
 クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージ3位

あたりの成績が目立つ。

北のクラシック系レース、または逃げを得意としている選手だ。
したがって、ツールでも積極果敢に逃げに乗ってくることだろう。 

203,トーマス・デハント(ベルギー、31歳)

逃げ:★★☆☆☆
TT力:★☆☆☆☆
登坂力:★★★☆☆
スプリント:★☆☆☆☆

ロット・ソウダルに似た名前の選手がいるが、デハントは"Degand"と綴り、デヘントは"de Gendt"と綴る。
ベルギーでは"g"を"h"と発音する場合が多い(オランダ語読みと思われる)。

2015年は、IAMサイクリングに1年だけ所属していた。
ツアー・オブ・オーストリア総合8位という結果を残し、ブエルタ・ア・エスパーニャにも出場した。

今シーズンは、ツール・デュ・ジュラで総合優勝、クリテリウム・デュ・ドーフィネでは総合20位だった。
山岳コースで逃げに乗っていきたいところだ。

204,マルコ・ミナールト(オランダ、28歳)

逃げ:★★☆☆☆
TT力:★★☆☆☆
登坂力:★★★☆☆
スプリント:★★☆☆☆

2016年は、ツアー・オブ・ノルウェー総合7位、ツアー・オブ・オーストリア総合10位という結果を残している。
1クラス以上のレースでの勝利経験はない。

フレーシュ・ワロンヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでの完走経験もあり、アップダウンを含むコースでの走りを得意としているようだ。

205,ヨアン・オフレド(フランス、31歳)

逃げ:★★★☆☆
TT力:★★☆☆☆
登坂力:★★☆☆☆
スプリント:★★★☆☆

昨シーズンまで、10年間FDJに所属していた。
しかし、グランツールへの出場は2010年のブエルタ1回限り。
ワンデークラシックレース要員として活躍していたのだが、昨年はモニュメントへの出場もなし。

ということで、出場機会を求めてワンティへ移籍してきた。
今シーズンは、ロンド・ファン・フラーンデレン14位、パリ〜ルーベ14位と、それなりの結果を残した。

初めてのツールで、自身もステージ優勝を狙いつつ、同郷のマルタンのアシストも務めるだろう。

206,アンドレア・パスカロン(イタリア、29歳)

逃げ:★★☆☆☆
TT力:★☆☆☆☆
登坂力:★☆☆☆☆
スプリント:★★★☆☆

脚質はスプリンターだ。
1クラスのステージレースでの集団スプリントで2回勝利を収めたことがある。

とはいえ、ワールドツアーレベルでの集団スプリントに絡めるかどうかは微妙だ。
ステージトップ10に入ることが出来れば上出来だろう。

207,ディオン・スミス(ニュージーランド、24歳)

逃げ:★★☆☆☆
TT力:★★☆☆☆
登坂力:★★☆☆☆
スプリント:★★★☆☆

脚質はスプリンターまたは、パンチャーだ。

昨年のダンケルク4日間レースでは総合5位に入った。
今シーズンはボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ第1ステージは集団スプリントで4位、第4ステージも集団スプリントで5位だった。

ワールドツアーのスピードにも何とかついていけているので、このチームではエーススプリンターとしてスプリントに臨む可能性がある。

208,ギュローム・ヴァンケイルスブルック(ベルギー、26歳)

逃げ:★★★☆☆
TT力:★★★☆☆
登坂力:★★☆☆☆
スプリント:★★★☆☆

脚質はクラシックスペシャリスト、またはパンチャーだ。
昨シーズンまで、クイックステップに所属していた。
トレーニー時代も含めると6年間で、4勝をあげている。

2014年デ・パンヌ3日間レース総合優勝、2014年エネコツアー第7ステージ優勝と、カテゴリーの高いレースで結果を残している。
まだ26歳ということを考慮しても、高い能力を有している選手だと言えよう。

そして、今シーズンはワールドチームの1軍メンバーも多く参戦していたル・サミンで優勝した。
独走力とスプリント力に長けており、ある程度の登坂力を持っている選手なのだ。

209,ピーター・ヴァンスペイブラウク(ベルギー、30歳)

逃げ:★★★☆☆
TT力:★★☆☆☆
登坂力:★★☆☆☆
スプリント:★★★☆☆

昨シーズンは、ヘント〜ウェヴェルヘム13位、エシュボルン・フランクフルト4位、ブリュッセル・サイクリングクラシック6位とワンデーレースでの好成績を残していた。

今シーズン、ワンティに移籍してきたが、まだ目立った戦績は特に無い。
アシスト全般をこなすことになるのではないかと思われる。

マルタンがどこまで総合順位を高めることができるか

エースのマルタンの総合成績は注目したいところだ。
アシストはほとんどいないようなもので、単騎で総合勢に食らいついていきたい。

アタッカー陣も豊富で、バカールト、オフレド、ヴァンケイルスブルックはうまく行けばステージ優勝も狙える力は持っている。

スプリントは、パスカロンとスミスで挑む。

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-ツール・ド・フランス2017