サイバナ

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ストラーデ・ビアンケ2017

ストラーデ・ビアンケ2017コースプレビュー!

2017/03/09

今シーズンからワールドツアーに昇格した「ストラーデ・ビアンケ」のプレビューをしたい。

イタリア国内で行われるワールドツアーのワンデーレースは、モニュメントである「イル・ロンバルディア」と「ミラノ〜サンレモ」に加えて、この「ストラーデ・ビアンケ」だけだ。

「ストラーデ・ビアンケ」とは、イタリア語で「白い道」を意味する。
理由は、全長62kmにわたる「白い砂利道」、つまり未舗装路が登場するからだ。
石畳ではなく、砂利道を走る珍しいレースなのである。

初開催は2007年と、歴史の浅いレースではあるが、ミラノ〜サンレモの前哨レースとして人気が高く、HCクラスの時代にもビッグネームが多数出場していた。

特に昨年限りで引退したファビアン・カンチェラーラはストラーデ・ビアンケを得意としており、最多の3度の優勝を誇る。
だが、クラシックスペシャリストだけでなく、クライマーにも勝機のあるレイアウトとなっている。

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ストラーデ・ビアンケ2017コースプロフィール

イタリア中部にあるトスカーナ州シエナがスタート地点であり、フィニッシュ地点となる。

曲がりくねった道と、決して長くはないが短い登りが多数登場する。
だが、何と言っても最大の特徴は11区間・計62kmの砂利道の存在だ。

砂利道での攻防、短いパンチ力のある登りの存在。
まるでベルギーの北のクラシックのようなコースプロフィールだ。

レースが動くであろう、中盤から重要なポイントをプレビューしていきたいと思う。

第7セクター:グラニアのサン・マルティノ、102km地点(残り73km)

レース中盤に登場する第7セクターとなる砂利道は、9.5kmのゆるやかな登りとなっている。

セクターの序盤は厳しい登りと下りが交互に登場する。
終盤に向けて、レースを動かしたいライダーが仕掛けやすいポイントだと言えよう。

第8セクター:モンテ・サン・マリー、121km地点(残り52km)

第8セクターのモンテ・サン・マリーはこの日2番めに長い11.5kmの未舗装路が登場する。
さらにそのほとんどが登り坂であり、険しい丘となっている。

ここでは、一気に集団の人数を減らすアタックが仕掛けられ、多くても10名程度の精鋭集団が出来上がると予想する。

第10セクター:コッレ・ピンツト、156km地点(残り19km)

未舗装路区間は2.4kmだが、セクター入ってすぐ最大斜度15%の激坂が登場する。
登坂距離自体は500m程度ではあるが、ピュアスプリンター寄りの脚質を持った選手はこのセクター排除されてしまうだろう。

第11セクター:ル・トルフェ、160km地点(残り13km)

最後のセクターは、距離1.1kmと距離は非常に短いが、最大斜度18%とこの日一番の激坂が含まれている。

このセクターを終えると、フィニッシュ地点まで残り12kmとなり、多少のアップダウンはあるが舗装されている区間を走り抜けることになる。

シエナ市内カンポ広場、172km地点(残り1km)

大きく人数を減らした先頭集団は、いよいよフィニッシュ地点となるカンポ広場へやってくる。

そして最後の最後で大きな関門が待ち受ける。
残り1kmから始まるカンポ広場へは、最大斜度16%のパンチ力のある登りを通っていかねばならない。

この壁の存在が、パンチャーやクラシックスペシャリストだけでなく、クライマーにも勝機を与え、好成績を残している要因である。

壁を登りきると、右へ直角に曲がり、下り基調でフィニッシュ地点へと向かう。

しかし、残り300m・100m地点でそれぞれ直角カーブが存在するため、コース取りを含めた駆け引きに注目だ。

最後のカーブを曲がりきると、7%の勾配のダウンヒルを駆け抜け一気にフィニッシュだ。

過去の優勝者はクラシックスペシャリストが大半を占める

多少、コースレイアウトに差はあるものの、激坂と未舗装路を含むレイアウトは大きく変わりはない。

過去の上位入賞者を振り返ってみると、

2016年は1位 ファビアン・カンチェラーラ、2位 ゼネク・スティバル、3位 ジャンルーカ・ブランビッラ、
2015年は1位 ゼネク・スティバル、2位 フレフ・ヴァンアーヴェルマート、3位 アレハンドロ・バルベルデ、
2014年は1位 ミカル・クヴィアトコウスキー、2位 ペーター・サガン、3位 アレハンドロ・バルベルデ、

となっており、パンチャーやクライマーが好成績を残している。

レース終盤に厳しい登りがあることと、フィニッシュ地点は曲がりくねったテクニカルなコースレイアウトになっていることが大きいだろう。

今年はワールドツアーになったことで、例年以上に有力選手が増え、激しいレース展開が予想される。
それでも、レース中盤から終盤にかけて、セレクションをかけて少数集団でフィニッシュ地点へ向かう流れは変わらないだろう。

次回は有力選手についてプレビューしたいと思う。

後編→ストラーデ・ビアンケ2017有力選手プレビュー!

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