ロード世界選、スペイン代表レビュー【男子エリートロードレース】

ロード世界選に向けて、スペイン代表メンバーが発表されました。

Spain names Worlds team

エーススプリンターのホセホアキン・ロハスを負傷で欠くなか、ファンホセ・ロバトとカルロス・バルベロが勝利を狙います。

ロード世界選2016、スペイン代表メンバー

ホナタン・カストロビエホ(モビスター)
ファンホセ・ロバト(モビスター)
カルロス・バルベロ(カハ・ルラル)
フランシスコ・ベントソ(モビスター)
イマノル・エルヴィーティ(モビスター)
ルイスアンヘル・マテ(コフィディス)
ダビド・デラクルス(エティックス・クイックステップ)
オマール・フライレ(ディメンションデータ)
ディエゴ・ルビオ(カハ・ルラル)

メンバーレビュー

スプリント力:★★★☆☆
トレイン形成力:★★★☆☆
集団コントロール力:★★★★☆

スプリンターは、ファンホセ・ロバト、カルロス・バルベロ、フランシスコ・ベントソの3名です。

最も実績があるのはベントソですが、カテゴリー1以上のレースでは2012年以来勝っていない、34歳のベテラン選手です。

次に実績豊富なのはロバトです。今シーズンはドバイツアーステージ1勝を含む4勝をあげています。

バルベロは昨シーズンのブエルタ・ア・ブルゴスで1勝をあげたのがキャリア最大の勝利で、今シーズンはツアー・オブ・ブリテン第4ステージ4位、コッパ・サバティーニ3位、ツール・ド・ヴァンデ8位と言った成績が目立ちます。

実力ではロバトが一番上と言えましょう。ロバトをバルベロとベントソで支える布陣が、基本スタイルとなることでしょう。

カストロビエホ、エルヴィーティはグランツールでもお馴染みのモビスター平坦アシストの一角を担う選手たちです。強風吹き荒れる砂漠区間で、スプリンターたちを守る力は十二分に持っています。

マテ、デラクルス、フライレ、ルビオは、どちらかと言えばクライマーです。軽量なクライマーは強風が一つの弱点となり得るので、序盤の強風区間で姿を消してしまう可能性も否めません。

スペイン人選手には、強力なクライマーは多いですが、平地に強い選手は少ない印象です。

スプリンターの力不足を感じるメンバー構成で、平坦アシストも少ないので、上位入賞するためにはうまく立ち回る必要がありそうです。

アレハンドロ・バルベルデは山もスプリントも出来る稀有な選手ではありますが、世界選は欠場するようです。同じくホアキン・ロドリゲスは生粋のクライマーであり、ドーハの地はホアキン向きではないため欠場するようです。

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