【第1ステージ速報】チームスカイ勝利!ケノーが初のマイヨロホ!【ブエルタ・ア・エスパーニャ2016】

初日のチームタイムトライアルは、チームスカイが2位のモビスターにコンマ数秒差で勝利しました。

先頭でゴールしたピーター・ケノー(イギリス)が初のマイヨロホを獲得しました。

コースプロフィール

ブエルタ2016 第1ステージ

最初にトップタイムを記録したのはボーラ・アルゴン18

来季は、ワールドチーム昇格を目指し、ペーター・サガン(スロバキア)を獲得するなど、大補強を進めているボーラ・アルゴン18が最初に出走し、31分34秒のトップタイムを記録しました。

ボーラ・アルゴン18のメンバーの大半が、来年の契約を保証されていないこともあり、選手たちにとっては色んな意味で生き残りを賭けたレースとなっています。

4番目に出走したアスタナは、途中でミゲルアンヘル・ロペスモレーノ(コロンビア)がチェーンが外れるメカトラが発生してしまいタイムロスをしてしまいます。

それでも、ボーラ・アルゴン18のタイムに1秒差に迫るタイムを叩き出しましたが、依然としてボーラ・アルゴン18がトップタイムをキープしています。

エティックス・クイックステップがタイム更新、さらにオリカも

伝統的にTTに強いエティックスは、トニ・マルティン(ドイツ)やジュリアン・ヴェルモト(ベルギー)不在ながら、30分59秒でトップタイムを更新しました。

今大会は、ニキ・テルプストラ(オランダ)の独走力が光ります。

キャノンデール・ドラパックも31分29秒と好タイムを記録しましたが、エティックスには届きません。

第1計測でエティックスを9秒上回っていたオリカ・バイクエクスチェンジが、30分43秒でエティックスのタイムを16秒更新しました。

同じく、第1計測でオリカと同タイムを、第2計測ではオリカを6秒上回っていたBMCレーシングは、最終的にオリカにわずかにコンマ数秒届きませんでした。

モビスター、スカイがタイム更新、ティンコフは大失速

第2計測ポイントでは、オリカから7秒遅れていたモビスターが30分37秒を記録し、オリカを6秒上回る暫定1位となりました。

モビスターは、リオ五輪個人TT銅メダリストのホナタン・カストロビエホが大きな力になったことでしょう。

チームスカイは、第2計測でオリカから1秒遅れ、モビスターから6秒上回るタイムでして、フィニッシュタイムは30分37秒を記録しましたが、モビスターをコンマ数秒で上回る結果となり、暫定1位となりました。

ブエルタ201601-スカイフィニッシュ

ティンコフは32分29秒でフィニッシュし、チームスカイ・モビスターから52秒遅れとなりました。

あきさね的チェックポイント

総合上位を狙う、フルーム擁するチームスカイ、キンタナ・バルベルデ擁するモビスター、エステバン・チャベス(コロンビア)擁するオリカ・バイクエクスチェンジ、ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ)・サムエル・サンチェス(スペイン)擁するBMCレーシングはそれぞれステージ1・2・3・4位と好タイムでまとめて来ました。

対照的に、ロペスモレーノ擁するアスタナ、コンタドール擁するティンコフはそれぞれ1分近くタイム差をつけられる結果となりました。

更に、ワレン・バルギル(フランス)擁するジャイアント・アルペシン、ステフェン・クライスヴァイク(オランダ)擁するロットNLユンボは2分近く遅れてしまって、早々にマイヨロホが黄色信号となっています。

やはり、チームスカイとモビスターのチーム力の高さが光ります。

ティンコフもチーム力は高いはずなのですが、コンタドール自身に不調があるのか、アシスト選手が不調なのかどうかはわかりませんが、かなり心配です。

個人的に注目していたクライスヴァイクは、自身がTTスペシャリストにも関わらずタイムを落としていることから、あまり調子が良くないように思われます。

今のところは、フルーム・キンタナ・チャベスの三つ巴の戦いとなりそうな予感がします。

ピーター・ケノーはジャージ総なめ

lv201601-表彰式

まずは、ステージ優勝のチームスカイが表彰されます。

ここから、先頭でゴールしたピーター・ケノーだけが残って、、、

SS 2

マイヨロホの表彰。

SS 3

マイヨコンビナータも手にして、

SS 7

山岳ポイントはありませんが、マイヨモンターニャも獲得。

SS 5

TTTでは、スプリントポイントも加算されないはずですが、マイヨプントスもゲット。

SS 8

ついでに敢闘賞も獲得しました。

なんにせよ、誰もが着ることの出来ない特別なジャージの数々で、名誉なことです。もらったジャージは家に飾ったり、知人にプレゼントしたりと使いみちに困ることもないでしょう。

明日の第2ステージの見どころ

ブエルタ2016 第2ステージ

途中3級山岳がありますが、ゴール前はフラットとなっています。

今大会はピュアスプリンターがほとんどいませんが、スプリント狙いの選手も少なくはありません。

ワンチャンス、マイヨロホ狙いの逃げ集団を、集団スプリントを狙うチームが追う展開になると思います。

わたしのステージ優勝予想は、ジャイアント・アルペシンのニキアス・アルント(ドイツ)を推したいと思います。

モビスターのホセホアキン・ロハス(スペイン)、ディメンションデータのクリスティアン・スバラーリ(イタリア)、トレック・セガフレードのニッコロ・ボニファツィオ(イタリア)、ロット・ソウダルのトッシュ・ファン・デル・サンデ(ベルギー)あたりにも注目です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)