【ブエルタ2016 第5ステージ速報】メールスマン2勝目!ゴール前は落車が続発。

ジャンニ・メールスマン(ベルギー、エティックス・クイックステップ)が第2ステージに続き、2勝目をあげました。

ダルウィン・アタプマ(コロンビア、BMCレーシング)は、落車の影響で遅れてゴールしましたが、救済措置によりマイヨロホをキープしています。

コースプロフィール

ブエルタ2016 第5ステージ

雨の平坦ステージの逃げは2名

ティアゴ・マチャド(ポルトガル、カチューシャ)
ジュリアン・モリス(フランス、ディレクトエネルジー)

の2名が、雨が降る中逃げています。

SS 1

集団に4分前後のリードを保ってレースは展開していきます。

76km地点で、何故かマチャドがモリスを千切って、独走を始めました。マチャドはチームの監督とも口論するなど、客観的に謎の動きでした。

モリスの遅いペースに合わせたくなかったからなのか、3級山岳の登り口までにタイム差は5分以上まで広がってはいます。

3級山岳の2位通過の争い

1位通過は逃げているマチャドでしたが、メイン集団では2位通過の2ポイントを争う競り合いが起きます。

繰り下げで山岳賞ジャージを着ているトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)が2位通過して、3位通過はオマール・フライレ(スペイン、ディメンションデータ)でした。

SS 2

別府史之がメイン集団の先頭で牽引

メイン集団のコントロールは、リーダージャージを着ているBMCレーシング、スプリント勝負に持ち込みたいトレック・セガフレード、エティックス・クイックステップが担当しています。

別府史之(日本、トレック・セガフレード)が、集団先頭で牽引する姿も世界に発信されていました。

SS 3

SS 4

残り20kmを切ってくると、マチャドとメイン集団のタイム差は1分程度まで縮まって来ました。

残り15kmを切ったところで、マチャドを吸収し、テクニカルなコーナーが多いフィニッシュに向かって、各チームの思惑が交差する展開となります。

SS 5

テクニカルなコーナーが連発するコースで、落車が続発

残り2.5km地点でフィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシング)とサイモン・クラーク(オーストラリア、キャノンデール)が集団から飛び出します。

SS 6

一方で、集団では落車が発生し、ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ロットNLユンボ)がクラッシュしてしまいました。

SS 7

どうやら鎖骨を折ってしまったようです。

残り1kmを切って、ジルベールとクラークに集団が追いつくと、イブ・ランパート(ベルギー、エティックス・クイックステップ)が、ジャンニ・メールスマン(ベルギー、エティックス・クイックステップ)を引き連れ、最終ストレートに突入します。

SS 8

ジルベールとクラークを吸収するタイミングで、先頭集団内でまた落車が発生し、ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、ティンコフ)が落車して、痛そうに鎖骨を抑えています。

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ランパートが牽引を終えると、メールスマンが先頭、次いでケヴィン・レザ(フランス、FDJ)、ファビオ・フェリーネ(イタリア、トレック・セガフレード)が続いてメールスマンを追いますが、メールスマンがそのまま先頭でゴール!

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第2ステージに次ぐ、2勝目をあげました。

ステージ2位にフェリーネ、3位にレザ、4位にルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ)、5位にジーコ・ワイテンス(ベルギー、ジャイアント・アルペシン)、6位にはちゃっかりアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が入っています。

マイヨロホを着るダルウィン・アタプマ(コロンビア、BMCレーシング)は、タイム差がついていましたが、ゴール前3km以内の落車の影響と認められ、トップと同タイムの救済措置が取られて総合1位をキープ。

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マイヨプントスは、ステージ優勝したメールスマンに。

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マイヨモンターニャは、アレクサンドル・ジェニエ(フランス、FDJ)がキープ、マイヨコンビナータも、リリアン・カルメジャーヌ(フランス、ディレクトエネルジー)がキープしています。

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敢闘賞は、ずっと逃げ続けたマチャドが受賞しました。

第6ステージは中盤にパンチ力のある2級山岳が登場

ブエルタ2016 第6ステージ

登坂距離10.9km、平均勾配5.1%の2級山岳が登場します。

プロフィールがあまりにアテにならないでお馴染みのブエルタですので、これ以上に厳しいかもしれませんし、厳しくないかもしれません。

謎なのは、頂上の手前にスプリントポイントが設定されていることです笑

また公式情報によると、ラスト70kmの区間は風が強いとのことです。

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更にゴール前のアップダウンも激しく、最後の1kmは4%ほどの登りスプリントとなりそうです。

順当にレースが進めば集団スプリントになりそうですが、中盤の2級山岳でスプリンターが遅れてしまうと、パンチャー同士によるスプリント勝負という展開になりそうです。

そこで、今回の優勝予想はフィリップ・ジルベールを推したいと思います。

スプリンターチームの統制が取れない中で集団から抜け出す、あるいは限られた少人数でのスプリント勝負という展開になれば、ジルベールの登坂力とスプリント力が活きることでしょう。

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