サイバナ

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ブエルタ・ア・エスパーニャ2016

【ブエルタ2016 第16ステージ結果速報】ドラッカーがスプリントを制す!

激しい2日間の総合バトルの末、落ち着いたレース展開となった第16ステージは集団スプリント勝負に持ち込まれました。

ジャン=ピエール・ドラッカー(ルクセンブルク、BMCレーシング)がスプリント勝負を制して、グランツール初勝利をあげました。

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コースプロフィール

ブエルタ2016第16ステージ

今日の逃げは6名

シルヴァン・ディリエル(スイス、BMCレーシング)
スヴェンエリク・ヴィストロム(ノルウェー、カチューシャ)
ダヴィデ・ヴィッレッラ(イタリア、キャノンデール)
マリオ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)
ルイス・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)
ジュリアン・モリス(フランス、ディレクトエネルジー)

の6名です。

SS 1

山岳ポイントも3級山岳が一つだけですし、総合勢も第14・15ステージと激戦を繰り広げたこともあり、今日のレースは非常に落ち着いた展開を見せています。

メイン集団は、集団スプリント勝負に持ち込みたいIAMサイクリングやエティックス・クイックステップがコントロールしています。

逃げ集団とのタイム差を3分程度に抑え込んでいます。

3級山岳を越えて、長いダウンヒルで逃げ集団とのタイムは徐々に縮まって来ます。

SS 2

↑ティンコフ特製のボトルベストを使って、ボトルを運ぶミヒャエル・ゴーグル(ポーランド)

ダウンヒルを終えて、プロトンは海沿いの道路を走ります。

逃げ集団の吸収は、目前に迫りつつも、残ったメンバーは必死で粘ります。

SS 3

残り12km地点で、逃げ集団を吸収すると集団先頭はチームスカイがコントロールします。クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)の危険回避のための行動です。

SS 4

スカイがコントロールを終えると、ジャイアント・アルペシンとディメンションデータが先頭に出ます。

SS 5

しばらくはスプリンターチームによるコントロールが続きますが、終盤に鋭角なコーナーを控える残り2.4kmのタイミングで、ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、ティンコフ)がアタックします!

SS 6

SS 7

意表をつくアタックに、集団は一時的に統制が取れなくなり、ベンナーティを逃がしてしまいます。

最大で3秒ほどのリードを築きますが、メイン集団ではエティックス・クイックステップがスピードを上げて、ベンナーティを猛然と追いかけます。

最終コーナーをベンナーティが先頭で曲がりますが、エティックス・クイックステップによってスピードの上がった集団に捉えられます。

SS 8

SS 10

ベンナーティを射程にとらえたところで、ジャンニ・メールスマン(ベルギー、エティックス・クイックステップ)が早めにスプリント開始します。

メールスマンが先行しますが、後方からジャン=ピエール・ドラッカー(ルクセンブルク、BMCレーシング)が伸びて来ます。

SS 12

SS 11

メールスマンのスピードが伸びきらないまま、ドラッカーが差して勝利!

SS 17

SS 13

SS 14

SS 15

SS 16

またしてもグランツール初勝利のレーサーが誕生しました。

2位はリュトガー・ゼーリッヒ(ドイツ、ボーラ・アルゴン18)、3位はニキアス・アルント(ドイツ、ジャイアント・アルペシン)、メールスマンは4位に終わりました。

別府史之(日本、トレック・セガフレード)は、集団が中切れしてしまったため、スプリント勝負には絡めませんでしたが、2秒遅れの15位でフィニッシュしています。新城幸也(日本、ランプレ・メリダ)も同じく29位でした。

この日は、総合上位勢は特に変動はありませんでした。

SS 18

敢闘賞はマテマルドネスでした。恒例のポディウムガールにお花をプレゼントする紳士パフォーマンスは、何度見ても素敵でした。

SS 19

休息日明けの第17ステージは超激坂へのフィニッシュ

ブエルタ2016第17ステージ

スタート直後から2級山岳、その後も2級・3級と山をこなして、後半もカテゴリーではないアップダウンを越えて、ラストは1級山岳の頂上へとフィニッシュするステージです。

Stage 17   Castellón   Llucena. Camins del Penyagolosa   La Vuelta 2016

1級山岳の正体は、正真正銘の激坂です。

距離3.8km・最大斜度22%・平均勾配12.5%という、今大会でも最もパンチ力がある登りでしょう。

間違いなく総合の順位が動くことでしょう。

特に、ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)、エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・バイクエクスチェンジ)は激坂を得意としているので、クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)にとっては、試練の一日となるかもしれません。

チームスカイとしては、最終盤までにモビスターやオリカに対して、攻撃を仕掛けたいところです。

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-ブエルタ・ア・エスパーニャ2016