フィリップ・ジルベール(Philippe Gilbert)【ベルギー、BMCレーシング】

プロフィール

名前:フィリップ・ジルベール(Philippe Gilbert)
国籍:ベルギー
チーム:BMCレーシング

年齢:[get_age birth=”19820705″]才
身長:179cm
体重:69kg
脚質:パンチャー、クラシックスペシャリスト

主な戦績

2003年ツール・ド・ラブニール第9ステージ優勝、ポイント賞
2004年ジロ・デ・イタリア総合32位
2005年シーズン5勝
2006年シーズン5勝
2007年シーズン1勝
2008年ツアー・ダウンアンダー山岳賞、パリ〜ツール優勝
2009年ジロ・デ・イタリア第20ステージ、ジロ・ディ・ロンバルディア、パリ〜ツール優勝
2010年アムステルゴールドレース、ブエルタ第3・19ステージ、ジロ・ディ・ロンバルディア優勝
2011年アルデンヌクラシック3連勝、ベルギー国内ロード&TT選手権、ツール・ド・フランス第1ステージ、クラシカ・サンセバスティアン優勝含む、シーズン18勝
2012年ブエルタ第9・19ステージ、ロード世界選手権優勝
2013年ブエルタ第12ステージ優勝
2014年アムステルゴールドレース優勝、ツアー・オブ・北京 総合優勝
2015年ジロ第12・18ステージ優勝
2016年ベルギー国内ロード選手権優勝

通算67勝

レビュー

圧倒的な戦績を誇る、稀代のレーサーです。

2011年にはアルデンヌクラシック(アムステルゴールドレース、フレーシュ・ワロンヌ、リエージュ~バストーニュ~リエージュ)3連勝という常人離れした偉業を成し遂げています。

アムステルゴールドレースは4月17日開催、フレーシュ・ワロンヌは4月20日開催、リエージュ~バストーニュ~リエージュは4月24日開催と、同じ週に相当激しいワンデークラシックレースが行われるため、3戦完走するだけでも素晴らしいことなのに、3連勝は凄まじいの一言です。

また、石畳が多く登場するツール・デ・フランドルも2回3位に入賞しています(2009・2010年)。

一方で”スプリンタークラシック”とも呼ばれるパリ〜ツールを2連覇したり、クライマー向けのクラシックと言われるジロ・ディ・ロンバルディア(現イル・ロンバルディア)も2連覇したりと、ワンデーレースなら何でも勝てると言っても過言ではないです。

脚質はパンチャーですが、スプリント出来て、激坂を登ることも可能なオールラウンダー的なパンチャーです。

2011年にシーズン18勝と勝ちまくって、2012年シーズンからBMCレーシングに移籍しましたが、大不振に陥ってしまいます。

2012年こそ、世界選手権で優勝し、マイヨ・アルカンシェルに袖を通しましたが、2011年の圧倒的な強さのジルベールに比べると見劣りしてしまいます。

一説によると、2011年まで所属していたオメガファルマ・ロットではCANYONというメーカーのバイクに乗っていましたが、BMCレーシングに移籍してからはBMCのバイクに乗っていて、これが身体に合わなかったとも言われています。(一方で、かつてアルゴスシマノ(現・ジャイアント・アルペシン)で走っていた土井雪広選手は、「フレームはあまり関係ない。シューズやヘルメットは影響するかもしれないが。」とも語っていました。)

2017年シーズンからは、エティックス・クイックステップに移籍することが決まっています。2016年シーズンはSPECIALIZEDのバイクを使用しています。

微妙なフレームの差が、ジルベールの走りにどう影響を及ぼすのか、要注目です。

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