サイバナ

これからサイクルロードレースの話をしよう。略して『サイバナ』。サイクルロードレースのレース結果やコラムなど、お届けします。

戦力分析2019

ディメンションデータ戦力分析!【2019年シーズン】

マーク・カヴェンディッシュ、エドヴァルド・ボアッソンハーゲンらを擁するディメンションデータ。

3年連続ワールドチームランキング最下位からの脱却を図るべく、大型補強を敢行した。

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ディメンションデータ2019ロースター

エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(31、ノルウェー、S・PS・U)
マーク・カヴェンディッシュ(33、イギリス、S)
スティーヴン・カミングス(37、イギリス、RC・T)
スコット・デーヴィス(23、イギリス、C)
ニコラス・ドラミニ(23、南アフリカ、RC・E)
ベルンハルト・アイゼル(37、オーストリア、R・L)
アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(24、エリトリア、C)
ライアン・ギボンズ(24、南アフリカ、S)
レイナルト・ヤンセファンレンズバーグ(31、南アフリカ、PC)
ジャック・ヤンセファンレンズバーグ(29、南アフリカ、PS)
ベンジャミン・キング(29、アメリカ、RC・E)
ルイス・メインチェス(26、南アフリカ、C)
ベン・オコーナー(23、オーストラリア、A・RC)
マーク・レンショー(36、オーストラリア、L)
トムイェルト・スラフテル(29、オランダ、PC)
ジェイロバート・トムソン(32、南アフリカ、RS)
ジェイコブス・ヴェンター(31、南アフリカ、RS)
ジュリアン・フェルモート(29、ベルギー、RS)

・新加入選手

ミケル・ヴァルグレン(26、デンマーク、PC・RC・U)←アスタナプロチーム
ラルスイティング・バク(38、デンマーク、RS・U)←ロット・スーダル
エンリーコ・ガスパロット(36、イタリア、PC)←バーレーン・メリダ
ジャコモ・ニッツォーロ(29、イタリア、S)←トレック・セガフレード
ダニーロ・ヴィス(33、スイス、RC)←BMCレーシングチーム
ロマン・クロイツィゲル(32、チェコ、C)←ミッチェルトン・スコット
ステファン・デボッド(22、南アフリカ、T・RS)←ディメンションデータ・フォー・キュベカ(CT、南アフリカ)
ラスムス・ティレル(22、ノルウェー、RS)←チーム ジョーカー・イコパル(CT、ノルウェー)
ジーノ・マーダー(22、スイス、A・D)←イアム・エクセルシオール・サイクリングチーム(アマチュア、スイス)

・退団選手

メルハウィ・クドゥス(24、エリトリア、C)→アスタナプロチーム
ラクラン・モートン(26、オーストラリア、C)→EFエデュケーションファースト
セルジュ・パウェルス(35、ベルギー、PC)→CCCチーム
ナトナエル・ベルハネ(27、エリトリア、R・E)→コフィディス・ソルシオンクレディ(PCT、フランス)
ヨハン・ファンジル(27、南アフリカ、R)→303プロジェクト(CT、アメリカ)
マクセブ・ドゥバサイ(27、エリトリア、RC)→未定
スコット・スウェイツ(28、イギリス、S)→未定
イゴール・アントン(35、スペイン、C)→引退
ニック・ドゥーガル(26、南アフリカ、R)→引退


S:スプリンター
C:クライマー
A:オールラウンダー(ステージレーサー)
TS:10km以下の短い距離に強いTTスペシャリスト、TL:30km以上の長距離に強いTTスペシャリスト、T:どちらの性質も持つTTスペシャリスト
PS:スプリントに強いパンチャー、PC:上りに強いパンチャー、P:どちらの性質も持つパンチャー
RS:スプリントに強いルーラー、RC:上りに強いルーラー、R:どちらの性質も持つルーラー
E:逃げのスペシャリスト
L:リードアウトマン
U:石畳・未舗装路に強い
D:ダウンヒルが得意

※年齢は2018.12.31時点で換算

2018年シーズンの主な戦績

・シーズン 9勝
(うちワールドツアー 2勝)

・UCIランキング
 ワールドツアーチーム:1953pts(18位)
 ワールドツアー個人:ボアッソンハーゲン(497pts、76位)
 UCIポイント個人:ボアッソンハーゲン(825pts、82位)

・チーム勝利数ランキング
 2勝 キング、ボアッソンハーゲン
 1勝 ゲブレイグザブハイアー、クドゥス、オコーナー、カヴェンディッシュ、デュバサイ

・レース出場日数ランキング
 91日 ファンジル
 90日 トムソン
 86日 ゲブレイグザブハイアー
 82日 クドゥス、キング

・グランツール総合成績

ジロ・デ・イタリア:キング(44位)
ツール・ド・フランス:スラフトル(59位)
ブエルタ・ア・エスパーニャ:キング(24位)

・モニュメント成績

ミラノ〜サンレモ:ボアッソンハーゲン(16位)
ロンド・ファン・フラーンデレン:ボアッソンハーゲン(19位)
パリ〜ルーベ:ボアッソンハーゲン(34位)
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ:スラフトル(30位)
イル・ロンバルディア:クドゥス(70位)

戦力補強アナリティクス

評価:★★★★★

ワールドチームに昇格した2016年以降、3年連続でワールドチームランキング最下位を突っ走るディメンションデータ。ツールの公式スポンサーであるために、ワールドツアーライセンスを発行しないわけには行かず、なし崩し的にワールドチームの体裁を保ってきたのだが、ディメンションデータ首脳陣はようやく重い腰を上げてチーム改革に乗り出した。

そうして、9人もの選手を一気に獲得。同時にチームのアイデンティティでもあったアフリカ人選手を5人放出し、一気にチームの入れ替えを図った。

最大の目玉選手はヴァルグレンだ。オンループ・ヘット・ニュースブラッド、アムステルゴールドレースを制した。他にもロンド・ファン・フラーンデレン4位、ブルターニュクラシック・ウエストフランス2位、世界選手権7位とワンデーレースで好結果を残した。石畳、平坦、短い上り、激坂と様々な地形に対応できる力を持っており、非常に総合力の高い選手である。ワンデーレースだけでなく、グランツールのステージ優勝も十分に狙え、ポイントゲッターとして活躍が期待できる。

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チーム初の北欧出身選手の所属となるが、ヴァルグレンと同じくデンマーク人のバクを獲得。現在、ワールドチームでは2番目に年齢が高い大ベテランである。ヴァルグレンが主戦場とするワンデークラシックでのアシストだけでなく、カヴェンディッシュらスプリンターをサポートするルーラーとしても起用できる選手だ。

そして、アムステルゴールドレース通算2勝のガスパロットも獲得した。2018年はアムステルゴールドレース3位、リエージュ~バストーニュ~リエージュ6位とアルデンヌクラシックで好成績を残した。36歳という年齢を考慮すると、ヴァルグレンのアシストが主な任務となるだろう。アスタナ時代のヴァルグレンが勝利したときのように、終盤に数的優位を築いて積極的に立ち回る展開を作り出したいところだ。

スプリンター枠ではニッツォーロを獲得。カヴェンディッシュの長引く不調により、実質的なエーススプリンターとして期待される。

クロイツィゲルは、総合レーサーの戦力に乏しいチームにおいて、貴重なポイントゲッターとして活躍が期待される。メインチェスやオコーナーのアシストに留まらず、自ら総合を狙うこともありそうだ。

マーダーはツール・ド・ラヴニールステージ2勝&総合3位、U23世界選手権2位という実績を残してのプロ入りだ。どちらのレースでもダウンヒルで攻めた走りを見せ結果を残しており、ダウンヒラーとしての高い素質が魅力的だ。プロ初戦のブエルタ・サンフアンでは総合11位で新人賞ランキング2位と好走。難関クイーンステージでは、総合を狙える位置にいたジュリアン・アラフィリップやヴァレリオ・コンティらと同じタイムでフィニッシュしており、登坂力の高さも示している。

今季からバイクサプライヤーがスイスのBMC社に変更になったことも影響して、スイス人ライダーのヴィスを獲得。2015年スイスロード王者で、2017年ジャパンカップでは9位入賞の実績を持ち、あらゆるレースでチームに貢献できるライダーだ。

下部組織から昇格したデボッドは2018年南アフリカU23TT王者で、ネイションズカップのGP・パリオ・デル・レチョートでの勝利経験を持つ。

ティレルは2017年ノルウェーロード王者で、2018年はネイションズカップのGPプリースニツ・スパのプロローグで勝利。スプリントに強く、ワンデーレースのサバイバルな展開を好むタイプの選手で、同郷の先輩にあたるボアッソンハーゲンに似たものを感じる選手だ。

即戦力、若手のバランスもよく、様々な脚質の選手を獲得しており、全体的にチーム力の底上げを図る素晴らしい補強だといえよう。

注目選手プレビュー

復活への道は険しいカヴェンディッシュ

ツール歴代2位となるステージ優勝30回の記録を誇る、21世紀を代表するスプリンターの一人だ。しかし、直近2年でわずか2勝。ツールでは2016年を最後に勝利できていない。

この2年間は度重なる落車負傷や病気などに悩まされている。特に2018年はアブダビツアー第1ステージのパレードラン中に落車してリタイア。1ヶ月後のティレーノ~アドリアティコ第1ステージのチームタイムトライアルでは、再び落車して顔面を強打し負傷し、肋骨も骨折してリタイア。さらに、2週間後のミラノ〜サンレモに出場したものの、中央分離帯に激突して、空中を一回転しながら地面に叩きつけられる痛ましい落車によりリタイア。3戦連続で負傷を伴う落車リタイアした。さらにシーズン後半には単核球症が再発し、シーズン終了。もはや呪われているのかと思うほど悲惨な一年を過ごしていた。

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2019年に34歳となる年齢を考えると、まだまだできると信じたい一方で、かつてのような走りを取り戻すのは難しいのではないかとも思ってしまう。

それでも、エディ・メルクスの持つツール通算34勝の大記録に、手が届きかかっているカヴェンディッシュだからこそ、復活を期待しないわけにはいかない。これほどの記録に挑戦できる選手は、もはや今後現れないかもしれないからだ。(ちなみに現役2位はマルセル・キッテルの15勝)

現役6位の通算75勝を誇るボアッソンハーゲン

昨シーズン、チームのポイントゲッターとして活躍。といっても、2017年にシーズン10勝を飾った成績と比較すると、シーズン2勝に終わり低迷したといえよう。

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ボアッソンハーゲンの特徴は、ピュアスプリンターにも対抗できるスプリント力と、石畳・短い上りに対応できる上に、TTスペシャリスト級の独走力を兼ね備えていることだ。これだけ見るとワンデーレースに強そうに思えるが、国内選手権を除くとワンデーレースは通算4勝で、2012年のGPウエストフランス・プルエーを最後に勝利なしである。

2019年シーズンは初戦のブエルタ・ア・バレンシアナの個人タイムトライアルに勝利し、山岳ステージでも比較的上位でフィニッシュしていたこともあり、万能性に磨きがかかっている印象だ。

春のクラシック、1週間のステージレース、グランツールと様々なレースで、エースとして勝利を狙う。

オーストラリアの次代を担うオコーナー

オーストラリア期待のグランツールレーサーである。2018年はツアー・オブ・ジ・アルプス第3ステージで、独走逃げ切り勝利を飾った。続くジロでは総合10位が狙える位置をキープしていたが、第19ステージで落車負傷して無念のリタイア。

2019年シーズンは再びジロで総合エースを担う予定だ。本格的な長い上りを得意とする一方で、ツアー・ダウンアンダーのウィランガヒルのように、短い上りはやや苦手としている。グランツールでもそのような短い上りを経てフィニッシュするステージレイアウトが多いため、取りこぼしのないよう短い登坂力の改善が成績向上の鍵を握るだろう。

昨季の不調からの脱却を図るメインチェス

総合ライダー不足に悩むチームにおいて、大きな期待を背負って2年ぶりにチーム復帰したメインチェスだったが、2018年シーズンは完全に不発に終わった。

上りでの力強さは全く見られず、ステージレースではブエルタ・ア・ブルゴス総合9位が最高。ジロは途中リタイア、ブエルタでは良いとこなく総合58位に沈んだ。

南アフリカのワールドチームの一員として、メインチェスがリーダーとして締まった走りを期待したいところであるが、チーム首脳陣はグランツールの軸をオコーナーに移しつつあるともいえる。まだまだ26歳と若いため、復活を期待したい。

南アフリカの新星・ギボンズ

急成長を遂げているのがギボンズだ。脚質はスプリンターながら、2017年にはツール・ド・ランカウイで総合優勝を飾っており、ある程度の上りにも対応できる万能さが売りの選手だ。

基本的な役割としては、カヴェンディッシュやニッツォーロの発射台を務める機会が多くなると思われるが、カデル・エヴァンス・グレートオーシャンロードレースでは単独エースとして4位という好成績を残した。今シーズンはワールドツアーでの勝利を期待したいところだ。

チーム総合評価

ステージレース:★★★☆☆
北のクラシック:★★★★☆
アルデンヌクラシック:★★★★☆
スプリント:★★★★☆
個人タイムトライアル:★★★☆☆
チームタイムトライアル:★★★☆☆
平均年齢:29.1歳

3年連続ワールドツアーランキング最下位のチームとあって、大型補強を実施したとはいえ、トータルでは勝利量産が期待できる戦力ではない。さらに、チームの平均年齢は18チーム中最も高くなっているが、即戦力として30歳を越えるベテランを4人補強しつつ、22歳の若手を3人獲得しており、若手育成が疎かになっているわけではない。

ステージレースでは、オコーナー、メインチェス、クロイツィゲルを中心に、スラフテルや若手のデービスも戦力として期待できるだろう。ネオプロのメーダーがワールドツアーでどこまで通用するのかも注目ポイントである。

キング、カミングス、ドラミニ、ゲブレイグザブハイアー、レイナルト・ヤンセファンレンズバーグ、ジャック・ヤンセファンレンズバーグなどアタッカー陣の戦力が豊富なため、ステージ総合だけでなく、ステージ勝利を狙った逃げにも注目だ。

北のクラシックではボアッソンハーゲン、ヴァルグレンのダブルエース体制で挑み、アルデンヌクラシックではヴァルグレンとガスパロットのツートップで好成績が期待できそうだ。

スプリントはカヴェンディッシュ、ボアッソンハーゲン、ニッツォーロ、ギボンズと駒は揃っているが、激戦のピュアスプリントに割って入る力があるかというと、やや厳しいだろう。ボアッソンハーゲンとギボンズは登坂力を活かした逃げ切り勝利を狙うのも面白そうだ。リードアウト要員は割と充実しており、アイゼルとレンショーだけでなく、フェルモート、ヴェンター、トムソンとスピードマンの層は厚い。

(おまけ)サイバナの推しメン:アイゼル&レンショー

カヴェンディッシュを語る上で欠かせない人物が、アイゼルとレンショーの2人だ。

カヴェンディッシュのプロデビューは2007年。4歳年上のアイゼルは2001年からプロとして走っていたが、2007年にTモバイルチームに移籍して、カヴェンディッシュとチームメイトになった。その2年後にレンショーがTモバイルの後継チームであるコロンビア・HTCに加入して、3人は初めてチームメイトとなった。

このシーズン、カヴェンディッシュは23勝を飾り、猛烈に勝ちまくったが、そのほとんどのレースでアイゼルとレンショーのどちらかが帯同していた。この頃のコロンビア・HTCは今のクイックステップやボーラ・ハンスグローエとも比べ物にならないほど強力なスプリントトレインを擁しており、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン、ベルト・グラブシュ、アダム・ハンセン、グレゴリー・ヘンダーソン、トニー・マルティン、マルセル・シーベルグ、マルコ・ピノッティ、マイケル・ロジャースなどそうそうたるメンバーが揃っていた。

そのなかでカヴェンディッシュが最も信頼していたのがアイゼルとレンショーだった。2010年シーズンからは、カヴェンディッシュ&アイゼル&レンショーのトリオは鉄板的存在となっていく。同年ツールの第11ステージでは、リードアウト役のレンショーが横並びとなったジュリアン・ディーンに頭突きを繰り返したとして、失格処分を受ける。そのステージでカヴェンディッシュは見事に勝利した(※ちなみに新城幸也は6位でフィニッシュ!)のだが、レンショーが失格処分となったことを聞くと、明らかに狼狽するような様子も見られ、レンショーへの信頼の厚さを物語っていた。

カヴェンディッシュは2009年から2011年までの3年間のツールでステージ16勝をあげた。その立役者は間違いなく最終発射台を務めていたレンショーだった。

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※カヴェンディッシュの後方でガッツポーズするレンショー

しかし、最強スプリントチームも2011年限りで解散が決まっていた。当時のレンショーは29歳。選手として最も脂の乗っている大事な時期に、自身の更なるステップアップを目指して、最強アシストの座を捨て、カヴェンディッシュと袂を分かつ形でラボバンクへの移籍を決意。カヴェンディッシュとアイゼルは揃って、スカイプロサイクリングへと移籍した。

2012年シーズン、レンショーは期待されながらも、わずか2勝しかあげることができなかった。一方のカヴェンディッシュはアルカンシェルジャージを身にまといシーズン15勝をあげた。ツールでも3勝を飾ったものの、総合優勝を狙うチームにおいて、カヴェンディッシュは肩身の狭い思いをすることとなった。そうして、2013年はオメガファルマ・クイックステップに移籍。アイゼルはスカイに残留したため、トリオは散り散りになってしまった。

2013年、レンショーはシーズン1勝にとどまった。カヴェンディッシュはシーズン19勝と勝ちまくったものの、ツールでは2勝止まりだった。そうして、レンショーは自身の野望を捨てて、再びカヴェンディッシュのドメスティークとなるべく、クイックステップに移籍。

3シーズンぶりにカヴ&レンショーのコンビが復活したものの、2014年のカヴェンディッシュはシーズン11勝で、ツールでは初出場の2007年以来の未勝利に終わった。2015年はシーズン14勝も、ツールでは1勝止まり。あの男の存在が足りなかった。

そうして、2016年シーズンはカヴェンディッシュとレンショーが揃って、新ワールドチームのディメンションデータに移籍。さらにスカイとの契約の切れたアイゼルも獲得し、2011年以来のカヴェンディッシュ&アイゼル&レンショーのトリオ再結成となった。

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久々に3人揃ったツールでは、カヴェンディッシュが大爆発。ステージ4勝をあげる快進撃を見せ、トリオの健在ぶりを世に示した。

それ以降はカヴェンディッシュの項で述べたように、度重なる怪我と病気の影響で、カヴェンディッシュは本来の力を取り戻せないままでいる。そして、アイゼルは2019年に38歳、レンショーは37歳となる大ベテランだ。2人も落車が多く、アイゼルは2018年3月のレースでの落車の影響のため、脳外科手術を受けたり、レンショーは2018年オフのトレーニング中に交通事故に遭い骨盤骨折。レース復帰にはまだ時間がかかりそうだ。

かつての栄光トリオもいまや満身創痍。それでも、最後にもう一花咲かしてほしいと願うばかりだ。

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