今シーズン、パリ〜ニースでステージ優勝を飾ったダニエル・マルティネスが、コロンビアでのトレーニング中に落車し、両手の舟状骨を骨折してしまいました。このため、リゴベルト・ウランのアシストとして出場が有力視されていたツール・ド・フランスは欠場する見込みとなりました。
※Dani Martínez out of Tour de France after crash in Colombia
ワールドチーム2年目の今シーズンは、2月のコロンビアTT選手権で優勝、ツアー・オブ・コロンビア総合3位、そしてパリ〜ニースのクイーンステージとなった第7ステージでステージ優勝と、飛躍を予感させるシーズンを送っていまいた。
5月のツール・ド・ロマンディを走ってからは、ツールに向けて地元コロンビアでトレーニングに励んでいました。トレーニングパートナーにはウランやツアー・オブ・カリフォルニアに向けて調整していたティージェイ・ヴァンガーデレンらがいたそうです。
そのトレーニングにて、ダウンヒルの最中に油汚れにスリップして両手をついて落車してしまったそうです。そのため、両手を骨折してしまい、今は人の手助けなしには何もできない状態だそうです。
チームのプレスリリースによるとマルティネスは「ツールを欠場することになり、とても悲しいです。私はそのために多くのトレーニングを積んでいました。しかし、これも自転車選手にはよくあることです。ツールに出れない以上、他のレースのことを考えて、新しい目標のために回復したいです。」と語っています。
TT力も高く、登坂力も高く、ツールでの山岳アシストにこれ以上ないくらい適任だったマルティネスの欠場はEFエデュケーションファーストにとって非常に痛いです…。残念ですが、今は一刻も早く回復し、まずは日常生活に不自由なくなることを祈るばかりです。