「今日のサイバナ」です。
ドーフィネ プロローグはクウィアトコウスキーが勝利
『Kwiatkowski wins Dauphine prologue』より
クリテリウム・デュ・ドーフィネ初日のプロローグは、ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)が最速タイムをマークしてステージ優勝を飾りました。
「40日もレースから遠ざかったいたのに勝てたことは少し驚きかもしれませんが、ツール・ド・フランスに向けて、厳しいトレーニングをしながら良い体調に仕上げて、このドーフィネに臨んでいます。常に勝利することを考えています。さもなければ、良い走りをすることはできません。
しかし、春のクラシックシーズンからツールを走る身体へ移行することは大変なことです。私は2週間以上に渡って高地トレーニングを行い、ヒルクライムに備えてきました。
(落車したゲラント・トーマスについて)彼は高速コーナーで落車してしまいました。私はG(※トーマスの愛称)がこのステージで勝ちたかったことを知っています。彼が無事で、何も深刻なことがないことを祈っています。
ゲラント(・トーマス)も私も、ツールまでにコンディションがどれくらい整っているか見るためにドーフィネに来ています。プロローグに勝ったことはアドバンテージになるけれども、大会後半には4つの山頂フィニッシュにチームタイムトライアルなど、厳しいステージが待っています。確かに私たちは厳しいレースをしたくてここに来ました。ただ、今はこの勝利を楽しみたいです。
昨日(6/2)は私の28歳の誕生日でした。また、ナショナルチャンピオンジャージを着て走る最後のタイムトライルかもしれません(※第3ステージのTTTでも着用予定。本人的には最後の個人TTという意味合いでコメントしたものと思われます)。もちろん、2週間後のポーランドTT選手権では、ジャージを防衛するつもりですが、今は良い気分です。」
とコメントしています。
共同リーダー(※上記事では「co-leader」と表記されている)のゲラント・トーマス(イギリス)は、コーナーでスリップして落車しました。
トーマスは自身のTwitterで
「(コーナーへの進入スピードが)あまりにも速かったとは思ってないよ、明らかに。オールオッケーだけれども、少し擦り傷を負ったことはよろしくはないよね。少なくとも体調は良いよ。」
とコメントしています。
ペルシュタイナーがGPルガーノに勝利
『Hermann Pernsteiner claims solo win at GP Lugano』より
ツアー・オブ・ジャパンで総合2位に輝いたヘルマン・ペルシュタイナーが、スイスの1クラスのワンデーレース「GPルガーノ」で独走勝利を飾りました。
ペルシュタイナーはTOJではいなべステージの上り区間で強烈な集団けん引を見せつけ、富士山ステージ2位に入るなど、登坂力に定評のある選手です。
GPルガーノは、1周23.2kmの周回コースを8周するレースです。ペルシュタイナーはディメンションデータのクリスティアン・スバラーリ(イタリア)と共に、4周目に集団から飛び出しました。最終周回でスバラーリを置き去りにして独走に持ち込み見事勝利を飾りました。
「信じられない勝利です。私のキャリアの中で最も美しい日になりました。」とペルシュタイナーは喜びを語っています。
「私はアシストとして出場しましたが、良いときに良い場所にいました(※逃げ切り可能な逃げに乗っていた)。一緒に逃げたスバラーリにはスプリントでは勝ち目がないことはわかっていました。なので、最終周の上り区間に入ったらアタックを仕掛けました。ただ、スバラーリを引き離す自信はありませんでした。しかし、TOJの疲れは残っていて、時差ボケがあったにもかかわらず、自分の脚はまだ調子が良いと感じたので、勝利を目指そうと思いました。チームメイトの助けにも感謝しています。」とレースを振り返りました。
バーレーン・メリダにとってはエンリコ・ガスパロット(イタリア)が3位、ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア)が5位、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア)が6位、アントニオ・ニーバリ(イタリア)が8位に入るなど、大成功を収めたレースとなりました。
チェコのネイションズカップで石上がステージ16位
『U23ネイションズカップ チェコ大会 第3ステージ(最終ステージ)』より
5/31〜6/3までチェコで開催された「Grand Prix Priessnitz spa」というネイションズカップに日本代表チームも参戦しました。初日のプロローグと3つのステージで構成され、後半の2ステージは山岳を含む厳しいコースレイアウトでした。
第3ステージ(4日目)では石上優大が厳しいコースを乗り越えメイン集団内でフィニッシュ。ステージ16位となりました。
総合成績では2日目に大きく遅れたことが影響し、石上は34位という結果となり、浅田監督は「今年の日本U23チームとしてはプロレベル6名を揃える主力国との大きな差を実感した」とコメントしています。
なお、この大会で優勝したのはスロベニアのコンチネンタル、リュブリャナ・グスト・サウラムのタデイ・ポガチャー(スロベニア)です。
弱冠19歳ながら、来季以降はUAEチーム・エミレーツと2年契約を結んでおり、大いに期待されている選手です。
昨年はツアー・オブ・スロベニアで18歳ながら総合5位に入り、新人賞を獲得しました。今シーズンも、ツアー・オブ・スロベニアに出場予定で、ワールドチームを相手にどこまで戦えるのか楽しみなところです。
石上選手は先日のロンド・ド・リザールでもステージ9位になりましたね!
高校生の時から有望な選手でしたが、少しずつ海外で結果を出していますし、昨年のU23チームから雨澤選手らが抜けてどうしても戦力面で見劣りしていましたが、石上選手がエースとして奮闘してくれるのを期待しています
来年には必ず海外に行って欲しい雨澤選手、先日のTOJで少し話が出たさらに下の世代である岐阜出身の松田祥位選手、東京五輪には間に合いませんが、その先の日本のロードレースを担う候補として、石上選手も含めて飛躍してほしいところです
アディさん
雨澤選手に続く、若手有望株といえますね!石上選手は!
先日のJスポの番組で、浅田監督は「雨澤に続くクライマーが厳しい」というようなコメントをしていました。石上選手の得意な局面は上りではないのかもしれませんが、いつの日かワールドツアーを走る力を身につけていってほしいなと思います^^
松田祥位選手も同じくですね。