U23ジロ・デ・イタリア(ベビージロ)第2ステージ

ジロ・デ・イタリアU23、通称「ベビージロ」の第2ステージの詳細をお伝えします。

ハイスピードレースをヴィルダウェルが制す

前半はど平坦、後半は激しいアップダウンを含む138.2kmのコースで争われました。

レースは序盤からハイペースで進み、逃げが決まらないまま最初の1時間で時速50kmを記録。残り70km地点でマリアローザを着るジャスパー・フィリップセン(ベルギー、ハーゲンズベルマン・アクシオン)を含む20人の精鋭集団が先行する展開となりました。

残されたメイン集団に1分以上のタイムをつけながら、終盤のアップダウンを含む上り区間に突入。迫りくるメイン集団を振り切るために、先頭集団はハイペースでの走り続け、上り区間では脱落する選手が続出しました。

そうして最後の上り区間を迎える頃には、マルクス・ヴィルダウェル(オーストリア、チロルサイクリングチーム)を含む3人の選手しか先頭に残っていませんでした。ヴィルダウェルは残った2人を振り切って独走に持ち込み、最終的に2位以下に33秒もの差をつけて勝利しました。

ヴィルダウェルは総合首位にも浮上して、マリアローザを獲得しました。

ステージ6位に入ったロバート・スタナード(オーストラリア)を擁するミッチェルトン・バイクエクスチェンジのスポーツディレクターを務めるジェームス・ヴィクターは次のようにコメントしています。

「今日はチャンスを逃したとは思っていません。より大きな厳しいステージに向けて、エネルギーを温存することが重要なことでした。ロブ(・スタナード)は自分で位置取りしながら、最後は2秒タイムを稼ぎました。今のところ、レースは予定通り進んでいます。」

優勝したヴィルダウェルにとっては、キャリアで最も大きな勝利となりました。所属するチロルサイクリングチームはオーストリアのコンチネンタルチームで、OBにはルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)やミヒャエル・ゴグル(オーストリア、トレック・セガフレード)といった選手がいます。

※公式ハイライト動画

※リザルト

※参考

『Another top ten in Italy for Stannard and Mitchelton-BikeExchange』

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