コースプレビューのまとめと、注目選手について書きました。
コースプレビュー
【イツリア・バスクカントリー(バスク一周レース)プレビュー】
全6ステージで争われるが、平坦ステージが一つもないという完全なるクライマー向きのステージレースとなっている。
ツールを見据えたグランツールレーサーに、アルデンヌクラシックを狙うパンチャー陣も勢揃い!— あきさねゆう@サイバナ (@saneyuu) 2018年4月2日
【イツリア・バスクカントリー第1ステージ】
残り22km付近の3級山岳Aia(登坂距離9.5km・平均勾配3.4%)の終盤は3km以上に渡って勾配7%前後となかなか険しい。
勝負どころは、残り7km付近に2級山岳Elkano Gaina(登坂距離2.4km・平均勾配9%・最大20%)の激坂だろう。 pic.twitter.com/IWAkJeelEp— あきさねゆう@サイバナ (@saneyuu) 2018年4月2日
【イツリア・バスクカントリー第2ステージ】
前日と似たコースレイアウト。
残り7km付近に2級山岳San Pelaio(登坂距離3.4km・平均勾配8.3%・最大勾配19.1%)と激坂が設置されている。
2日続けて、激坂クリア後のダウンヒル勝負となっている。 pic.twitter.com/NhYgrktLOj— あきさねゆう@サイバナ (@saneyuu) 2018年4月2日
【イツリア・バスクカントリー第3ステージ】
スプリンター(らしき脚質の持ち主)が唯一ステージ優勝を狙えるのが、この第3ステージ。
後半はカテゴリー山岳こそないが、スペイン特有のノンカテゴリー山岳が多数登場する気配。
上れるスプリンターといえども生き残ることはできるだろうか。 pic.twitter.com/mee4PjTNOA— あきさねゆう@サイバナ (@saneyuu) 2018年4月2日
【イツリア・バスクカントリー第4ステージ】
おっと!真っ平らだぞ!と思いきや、19.4kmの個人TTでした。
完全クライマー向きのレースに、真っ平らなTTを入れる主催者の意図は、上れるだけじゃ総合優勝させてあげないよ?ということだろうか。 pic.twitter.com/OWLhf8VGdR— あきさねゆう@サイバナ (@saneyuu) 2018年4月2日
【イツリア・バスクカントリー第5ステージ】
残り60km付近の2級山岳Elosua Gainaは8%前後の上りが続く8.1kmの上り。
残り29km付近の2級山岳Endoia Gainaは上り口に平均勾配11.9%・距離2.3kmの激坂が登場。
立て続けに現れる残り20km付近のAzurki Gainaは中盤に平均勾配12.9%の激坂区間が1.4kmあり。 pic.twitter.com/wnIgdHKmXy— あきさねゆう@サイバナ (@saneyuu) 2018年4月2日
【イツリア・バスクカントリー第6ステージ】
122kmと短めのステージに8つのカテゴリー山岳が登場するクイーンステージ。
最後の1級山岳Usartzaは登坂距離3.1km・平均勾配12.7%・最大勾配22.4%で、中盤の2.1km区間は平均勾配15.3%と屈指のロング激坂。
上ってちょっと下ってフィニッシュする。 pic.twitter.com/QfkZktoRDN— あきさねゆう@サイバナ (@saneyuu) 2018年4月2日
【イツリア・バスクカントリー プレビュー②】
というように、激坂と個人TTしかないような尖ったステージレイアウトになっている。山頂フィニッシュをあえて設定してない点も注目したい。
これがバスク!さすがバスク!と言いたくなるクライマーもしくは、アルデンヌスペシャリスト向きのレースだ。— あきさねゆう@サイバナ (@saneyuu) 2018年4月2日
注目選手
★ミケル・ランダ(スペイン、モビスター)
バスク出身の選手ということで、慣れ親しんだ激坂にも余裕を持って対応できるだろう。
★ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)
上った数だけダウンヒルがあるようなコースレイアウトなので、ダウンヒルが得意なバルデには有利か。
★ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
前日にロンド・ファン・フラーンデレンを完走して、臨むステージレース。疲れているのか、良いトレーニングになっているのか、少なくとも今季好調であることは間違いないだろう。
★リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)
ダウンアンダーのウィランガヒルでは勝利したものの、今シーズンはいまいちパッとしないポート。そろそろ本領発揮を見てみたい。
★ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップ・フロアーズ)
悲願のアルデンヌクラシック勝利に向けて、難なく激坂をクリアする姿を是非とも見せておくれ!
★ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)
ニーバリと同様に前日にロンド・ファン・フラーンデレン完走している。今季はステージレースで総合優勝2回飾っているが、激坂への対応はどうだろうか。TTで稼いだタイムを守ることができれば、ステージレース3連勝も見えてくる。
★マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム・サンウェブ)
上れるスプリンターは、アルデンヌクラシックを狙える脚質も持っている。だが、今季はここまで目立った活躍はなし。アムステルゴールドレース、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュに向けて仕上がりを要チェックだ。
お久しぶりです。
しかし、何度見ても極端なコースレイアウトで、このコースで一体誰が勝つのか想像もつきません。
きっととんでもないレースになるのだろうと、漠然と思うのみ(笑)
自分的にはアラフィリップに注目です、
他にも有力選手もチームもありますが何よりも、クイックステップのチーム力は注目せざるをえません。
レースの質は全く違いますが、今年のフランドルで見せた圧倒的なチーム力はやはり健在のようですから、そのチーム力でアラフィリップをどこまで押し上げるか本当に楽しみです。
クイックステップが必ずしも登りに圧倒的に強いチームとは思えませんし、クライマーのアシスト陣は質においてはスカイの方が上だろうと考えています。
しかし、職人軍団クイックステップが、このクライマー祭りのレースを、どのように進めるのか、本当に楽しみでなりません。
結果的にクイックステップらしい高度な戦術がどこでどのように発揮されるか、自分的に大注目です。
Akiさん
どうも!お久しぶりです!
第1ステージは、まさに注目のアラフィリップが勝利!
短めの激坂では、無類の強さを誇るアラフィリップですが、今後訪れる長い上りにどう対応するか注目ですね。
クイックステップの戦力的にも、北のクラシックほど充実しているわけではありませんが、
チーム戦術や結束力なども合わせた総合力に期待したいところです。
レース展開や優勝争いももちろん楽しみですが、個人的には新城幸也選手がニバリやイサギレ兄弟とのメンバー内に配置されたのが嬉しいというかホッとしたというか…日本代表(ポイント獲得)のためとはいえ、欧州から離れていたのは心配でした(^_^;)
ツールに向けては、ニバリ組に帯同してアシストとしての信頼を得られなければツールのメンバーには選ばれないでしょうし、人数減少で去年のようにコルブレッリを入れて平坦勝利を目指す余裕はなく、新城選手にもヴォクレールらに貢献した2012年のようなクライマー寄りの調整に期待しています(^^)
アディさん
ニーバリ、イサギレ兄弟組ということは、やはりツールに向けた人選と考えるのが自然ですよね!
ツアーオブ台湾で総合優勝したユキヤの力が再評価されての選出なのでしょう。
バスクでもアピールして、ツールへの出場を決めてほしいですね!