当サイトで優先的にチェックするレースをピックアップして、スケジュールをまとめました。
関連する記事のリンク集にもなっています。
ワールドツアーのみならず、HCカテゴリーやその下のカテゴリーのレースまで目を向けると、世界中で毎日のようにレースが行われており、全てを追いかけることは途方もないことです。
リアルタイム観戦が出来ないレースもあると思いますが、可能な限りレース映像をチェックして、追いかけて行きたいと思います!
サイバナ2017、レーススケジュール
1月17〜22日、ツアー・ダウンアンダー
WT開幕戦です。スプリンターに活躍の場が多く見られますが、総合優勝はパンチャーが獲りやすいです。
1月29日、カデル・エヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース
新規WTで、2010年に世界選が行われたジーロングが舞台となります。
1月31日〜2月4日、ドバイツアー(2.HC)
マーク・カヴェンディッシュ、マルセル・キッテルらトップスプリンターたちの開幕戦です。別府史之も出場予定!
2月1〜5日、ヘラルド・サンツアー(2.1)
オーストラリアで行われるステージレースです。ツアー・ダウンアンダーから続くオーストラリア連戦の最終戦となります。
2月23〜26日、アブダビツアー
新規WTのステージレースです。前年は10月開催でしたが、他の中東のレースに合わせて2月に移動しました。
2月15〜19日、ボルタ・アオ・アルガルベ(2.HC)
例年、ヨーロッパで開幕を迎える総合系の選手たちがよく出場するレースです。ツールを狙うアルベルト・コンタドールが開幕戦に選ぶレースでもあります。
2月25日、オムループ・ヘット・ニュースブラッド
新規WTです。ツール・デ・フランドルに似たコースで、石畳もあります。
オムループ・ヘット・ニュースブラッドのプレビュー・コラム等はこちら
2月26日、クールネ・ブリュッセル・クールネ(1.HC)
オムループ・ヘット・ニュースブラッドの翌日に開催される同じ歴史のあるワンデーレースです。
3月4日、ストラーデ・ビアンケ
新規WTです。石畳ではなく、砂利道が登場するワンデーレースです。その距離は70km以上とも言われています。
3月5〜12日、パリ〜ニース
春のステージレースでは最大の規模と伝統を誇る大会です。普段はセカンドエースやエースアシストを務めるような選手たちが活躍する傾向にある点も楽しみです。
3月8〜14日、ティレーノ〜アドリアティコ
パリ〜ニースと思いっ切り開催期間が被りますが、翌週のミラノ〜サンレモに向けたスプリンターの調整の舞台として注目したいです。
3月18日、ミラノ〜サンレモ
第一戦目のモニュメントです。スプリンターズクラシックの頂点に立つ由緒正しきレースです。シーズン序盤最大の見どころとなります。
3月20〜26日、ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ
バルセロナやアンドラ公国の近くを走るレースです。よって激しい山岳も多数登場する見応えあるステージレースです。
3月22日、ドワルス・ドール・フラーンデレン
新規WTで、ベルギーのフランドルクラシックの緒戦となるワンデーレースです。
ドワルス・ドール・フラーンデレンに関するコラムはこちらです。
3月24日、E3・ハレルベーケ
フランドルクラシックの2戦目です。激坂あり、石畳ありです。
3月26日、ヘント・ウェヴェルヘム
フランドルクラシックの3戦目です。ドワーズ・ドア・フラーンデレンやE3ハーレルベーケよりはスプリンターに勝機があります。
3月31日〜4月2日、ツール・ド・とちぎ(2.2)
今年、初開催となる新規UCI公認レースです。国内初のラインレースなので、非常に楽しみであり期待大です。
※参考:大注目!新UCIレース『ツール・ド・とちぎ』の魅力とは?
4月2日、ロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル)
フランドルクラシックの頂上決戦です。モニュメントの一つであり、このレースを最大の目標とする選手も少なくありません。
4月3〜8日、ブエルタ・アル・パイス・バスコ
スペイン・バスク地方で行われるステージレースです。やはり山が多いです。
4月9日、パリ〜ルーベ
フランドルクラシックから続く、いわゆる『北のクラシック』の山場です。パリ〜ルーベだけはロードレースの常識が通用しない、まるで異世界のようなレースです。またの名を『北の地獄』と呼びます。
4月16日、アムステルゴールドレース
オランダ最大のワンデーレースにして、アルデンヌクラシック3連戦の緒戦です。低地の国オランダとは思えない無数のアップダウンが組み込まれた激しいレースです。
4月19日、フレーシュ・ワロンヌ
アルデンヌクラシック2戦目です。最大勾配20%を越える激坂ユイの壁が最大の見せ場です。
4月23日、リエージュ~バストーニュ~リエージュ
世界最古のワンデーレースであり、アルデンヌクラシック3戦目にして、クライマーズクラシックとして最高峰のレースです。
4月25〜30日、ツール・ド・ロマンディ
スイス国内で行われるステージレースです。ジロを狙う選手にとって調整レースになり、ツールを狙う選手も多く出場するので、メンバーが豪華になりやすいです。
5月1日、エシュボルン・フランクフルト
新規WTのワンデーレースです。スプリンター向きですが、途中激坂も登場するタフなレイアウトになっています。
5月6〜28日、ジロ・デ・イタリア
言わずと知れたグランツールです。今年のジロは100周年の記念大会であり、出場を表明している選手も豪華なメンバー揃いです。
5月9〜14日、ダンケルク4日間レース(2.HC)
4日間と言いながら、今年は6日間行われます。ジロをパスしたスプリンターやパンチャーが活躍するレースで、意外な選手が勝つこともあるレースです。
5月14〜20日、ツアー・オブ・カリフォルニア
新規WTのアメリカ最大のステージレースです。ジュリアン・アラフィリップ連覇なるか注目。
5月17〜21日、ツアー・オブ・ノルウェー(2.HC)
2011年初開催のまだまだ歴史の浅いレースです。今年の世界選はノルウェーでの開催なので、ノルウェー人選手の動向をチェックしたいところです。
5月21〜28日、ツアー・オブ・ジャパン(2.1)
国内最大のステージレースです。スケジュールが合えば、現地観戦に行きたいです。
6月4〜11日、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ
ツール前哨戦として、例年有力選手が多く出場します。ツールに向けて、選手の仕上がりをチェックする意味でも外せないレースです。
6月10〜18日、ツール・ド・スイス
同じくツール前哨戦として活用されるレースで、第4のグランツールとも呼ばれています。ドーフィネよりステージ数も多く、寒いスイスアルプスでのレースでは、波乱も少なくありません。
6月未定、全日本自転車選手権大会ロードレース(Ncup)
全日本チャンピオンを決める大会です。フミとユキヤは、この2年間は出場していませんが、やはり要注目のレースです。
7月1〜23日、ツール・ド・フランス
世界最大の自転車レースです。延べ視聴者数、観戦者数など、他のレースとは比較にならない巨大な規模で行われます。経済影響も計り知れないので、ツールに最も重きを置くチーム・スポンサーが大半を占めることでしょう。
7月29日〜8月4日、ツール・ド・ポローニュ
昨年はツールの裏でひっそりと行われていました。ブエルタで活躍した選手の多くは、ツール・ド・ポローニュで上位入賞しています。地味ながら、目が離せないレースです。
7月29日、クラシカ・サンセバスチャン
ツールの翌週に行われる、スペイン最大のワンデーレースです。バスク地方が舞台となり、多数の山岳が組み込まれるため、クライマーに勝機のあるワンデーレースとなっています。
7月30日、プルデンシャル・ライドロンドン・サリークラシック
新規WTのイギリス国内最大のワンデーレースです。ロンドン五輪のコースを活用したレースとなっていて、歴代優勝者は今のところスプリンターのみです。
7月31日〜8月6日、ツアー・オブ・ユタ(2.HC)
ツアー・オブ・カリフォルニアに次ぐ、アメリカ国内での大きなステージレースです。HCカテゴリーであるため、アメリカのコンチネンタルチームが多く出場します。アクセオン・ハーゲンズ・ベルマン、ホロウェスコ・シタデルなど、個人的に注目しているチームが出るであろうため、とても楽しみであり注目しています。
8月1〜5日、ブエルタ・ア・ブルゴス(2.HC)
ブエルタ・ア・エスパーニャ前哨戦として、ツールで言うところのドーフィネの役割を果たすレースです。ブエルタを狙うクライマーが多く出場することでしょう。
8月7〜13日、エネコツアー
ですが、今年はエネコツアーも8月に開催されます。こちらはクライマーではなく、スプリンターやパンチャーが調整レースとして活用するかもしれません。
8月10〜13日、アークティックレース・オブ・ノルウェー(2.HC)
やはり、世界選手権に向けてノルウェーでの大きなレースは見逃せません。ツアー・オブ・ノルウェーよりはクライマー向けです。
8月19日〜9月10日、ブエルタ・ア・エスパーニャ
個人的には最も面白い自転車レースだと思っています。運営が適当なように見えて、絶妙すぎるコース設定がたまりません。そのうえ、シーズン終盤ともなると、選手たちも疲労がたまり、波乱が起きやすいです。最後の最後まで大激戦を繰り広げてくれる総合争いが最大の見ものです。
8月19〜26日、ツール・ド・ラブニール(2.Ncup)
23歳以下限定の若手登竜門レースです。歴代優勝者は、ほぼ全員トップレーサーへと成長しています。次世代のスター発掘のために、見逃せないレースです。
8月20日、サイクラシックス・ハンブルグ
途中、峠道を挟むものの、例年スプリンター同士による集団スプリントバトルに持ち込まれます。
8月27日、ブルターニュクラシック・ウエストフランス
フランス版ジャパンカップと言えば分かりやすいでしょうか。むしろジャパンカップが日本版ブルターニュクラシックと言えましょう。周回コースで行われ、観客の数が凄まじいので非常に盛り上がるレースです。
9月2日、ブリュッセル・サイクリングクラシック(1.HC)
HCカテゴリーで、スプリンター向きのワンデーレースですが、ロード世界選手権に向けて調整レースと活用する選手もいるかもしれないと思い、密かに注目しています。
9月3〜10日、ツアー・オブ・ブリテン(2.HC)
イギリス最大のステージレースです。イギリス国内には激しい峠道がほとんど無いので、パンチャーやスプリンターが総合優勝を狙えるレースです。
9月8日、グランプリ・シクリスト・ドゥ・ケベック
カナダのWT2連戦の緒戦レースです。ピュアスプリンターには生き残れないパンチャー向きのステージレイアウトです。
9月10日、グランプリ・シクリスト・ドゥ・モントリオール
カナダWTの2戦目です。翌週の世界選手権に向いた選手は、カナダWT2連戦と相性が良さそうなので、世界選の前哨戦としても注目です。
9月17〜24日、ロード世界選手権inノルウェー・ベルゲン
エリートロードレースでは、何と言ってもペーター・サガンの3連覇の期待がかかります。クライマー向きとも言われていますが、サガンにも十分勝機があるレイアウトらしいです。
9月30日、ジロ・デッレミリア(1.HC)
イル・ロンバルディアに向けて、イタリアのワンデーレースが連戦で続きます。しかも100年以上歴史ある由緒正しきクラシックレースです。
10月1日、グランプレミオ・ブルーノ・ベゲッリ(1.HC)
連戦でワンデーレースが続きます。こちらはスプリンター向きのレースです。
10月3日、トレ・ヴァーリ・ヴァレシーネ(1.HC)
イル・ロンバルディア前哨戦その1です。
10月4日、ミラノ〜トリノ(1.HC)
イル・ロンバルディア前哨戦その2です。
10月5日、グラン・ピエモンテ(1.HC)
イル・ロンバルディア前哨戦その3です。クライマーより、スプリンターやパンチャーが勝ちやすいです。
10月7日、イル・ロンバルディア
シーズン最後のモニュメント。別名『落ち葉のクラシック』です。クライマー向きのクラシックレースで、生き残ったクライマー同士によるスプリントバトルとなりやすいです。最後まで誰が勝つか分からない見ごたえのあるレースです。
10月19〜24日、ツアー・オブ・チワン
新規WTで、ツアー・オブ・北京以来の中国開催のWTレースです。チワンは香港がある広州の西で、ベトナムとの国境沿いの地域です。ちゃんと開催されるといいですね。
10月未定、ジャパンカップ(1.HC)
ツアー・オブ・チワンと日程が被らないことだけを祈っている日本最大・アジア最大のワンデーレースです。ヨーロッパの並のレースに引けを取らない集客力とコース難易度を誇り、一ファンとしてWT昇格を切に願っています。絶対にスケジュールを合わせて、今年も現地観戦します!
10月未定、さいたまクリテリウム(無し)
UCI公認レースではありませんが、ツール主催のASO協力のもと、ツールで活躍したスーパースターが大挙して来日する、凄まじく豪華なレースです。憧れの超有名選手を至近距離で肉眼で観ることの出来る貴重すぎる機会なので、見逃してはなりません!
まとめ
もはや見たいレースがありすぎて、睡眠不足確定です。
実際に、日本国内で映像を視聴可能かどうか不明なレースも含まれていますが、どう視聴するかも含めて、調査しながら見ていきたいと思います。
あと、このレースも面白いよ!とか、あれば教えてください!
さあ、今年一年も頑張りましょう!!
始めまして。56歳の自転車乗りです。私は高校生の時に競技活動を始め大学から社会人にかけて約10年トラックの短距離種目を中心に活動しました。スプリントとチームパーシュートでは国体に出ましたが、ロードレースでは良い思い出がありません。私が選手の頃は自転車は取るに足らないマイナースポーツ、多分アマチュアの登録選手より、競輪選手の方が多かったのではないかと思います。その頃のロードの有力選手はベルナール・イノー、グレッグ・レモン、ヨープ・ズータメルク、フランチェスコ・モゼール、ジョゼッペ・サローニ等々です。私の最も尊敬するアスリートはベルナール・イノーと中野浩一さんです。そんな時代の人間です。たまにコメントさせていただきます。よろしくお願いします!
長野の元スプリンターさん、はじめまして!
本物のスプリンターだったんですね!
わたしも、生まれ変わったら若い頃から自転車競技に打ち込んでみたいです笑
中野浩一さんは、自転車競技に興味が無かった頃のわたしですら、世界選10連覇の偉業は耳にしたことがあります。
ですが80〜90年代ののロードレース事情は、Wikipediaで調べた程度しかわからないので、以前はこうだった的なコメントも是非いただきたいです。
こちらこそ、よろしくお願いします!
早速返信ありがとうございます。85年だったでしょうか。ツールでイノーがゴール前で落車したあと流血しながらゴールしたのが忘れられません。83年トラック世界選手権での中野浩一対ゴードンシングルトンとの死闘も心に残っています。
ツールではインデュラインのTTでの走りを見たときは宇宙人ではないかと思いましたが、カンチェラーラのTTやバリ・ルーベの走りはそれ以上だったかもしれないですね。今年はドーピング騒ぎや重大事故が起こらないように祈りながらレース観戦を楽しみたいです。
長野の元スプリンターさん
中野浩一VSゴードン・シングルトンのレース、動画で見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=OY78yS0sjbQ&mode=related&gl=GB&hl=en-GB&search=
https://www.youtube.com/watch?v=Mx_5pQSWdRY&hl=en-GB&gl=GB
非常に接戦ではありましたが、中野浩一がわずかに先行しているところに肘を出されたように見えますね。
もはや格闘技のようなレースで、二度目の肘鉄をかわすところは鳥肌が立ちました。
カンチェラーラの衝撃は凄まじかったですね。
いつぞやのフランドルで、ボーネンを置き去りにしたアタックは衝撃でした。